事業内容
マツモトは、印刷物の製造販売を核とする事業を展開しています。特に、学校向けの卒業記念アルバムが主要製品であり、これに加えてポスター、カタログ、パンフレットなどの一般商業印刷物の製造も手掛けています。さらに、デジタル写真アルバム、自費出版、印刷通信販売、写真プリント販売といったインターネット関連事業にも力を入れており、多角的なサービスを提供しています。
マツモトは、企画から製版、印刷、製本に至るまでの全工程を一貫して行う生産設備を有しており、最新のコンピュータシステムを駆使して効率的かつ高品質な製品の生産に努めています。このような体制により、顧客の多様なニーズに応えることが可能です。
同社は単一セグメントで事業を展開しており、関係会社や継続的で緊密な事業上の関係を持つ関連当事者がないため、事業系統図の記載を省略しています。これにより、マツモトの事業内容は、印刷業界における幅広いサービスを提供することに特化していることが明らかになります。
経営方針
マツモトは、印刷産業の変革に対応するため、情報産業としての新たな成長戦略を推進しています。同社は、印刷とITの融合をテーマに掲げ、新技術の開発・導入により業界のパイオニアを目指しています。特に、新型コロナウイルス感染拡大による紙からデジタルへの情報移行の加速に対応し、従来の紙を主体とする印刷から情報産業への変革を進めています。
中長期的な経営戦略として、インターネット関連事業への積極的な取り組みを挙げています。これには、デジタル写真アルバムや写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通販、Web3.0事業などが含まれます。短期的には、最新型高性能インクジェットプリンターの稼働やホログラム印刷の開発により、生産ラインの小ロット、短納期対応の体制を強化し、売上の増大を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、マツモトは紙媒体の需要減少にもかかわらず、テレワークの拡充やデジタルへの情報媒体の移行を見据え、インターネット関連事業の伸長を計画しています。経営上の目標としては、売上高の拡大と営業利益の継続的な黒字化を掲げており、これらを客観的な指標としています。
マツモトは、企画から製版、印刷、製本までの一貫生産体制と最新のコンピュータシステムを駆使し、顧客の多様なニーズに応えることで、印刷業界における幅広いサービスの提供を目指しています。同社の成長戦略は、紙からデジタルへの移行を見据えた革新的な取り組みにより、情報産業としての地位を確立することにあります。