事業内容
南海プライウッドとそのグループ会社(子会社6社及び関係会社1社)は、主に木質建築内装材の製造および販売を行っています。また、電線電気機器の販売や一般配管工事業なども手掛けています。同社グループは、以下の4つの主要な事業セグメントに分かれています。
1. 木材関連事業:このセグメントでは、天井材、収納材、床材、合板、製材品の製造および販売を行っています。また、荷役、原材料及び製品の運送、梱包・荷造、木材加工品の提供も含まれます。この事業には南海プライウッド自身のほか、南海港運(株)、PT.NANKAI INDONESIA、NP ROLPIN SAS、ROLKEM SASが関与しています。
2. 電線関連事業:電線電気機器の販売を主とするこのセグメントは、ナンリツ(株)が担当しています。
3. 一般管工事関連事業:工業用及び家庭用合成樹脂製品の制作及び加工を行うこのセグメントは、南海化工(株)が担っています。
4. サービス事業:不動産賃貸事業を展開しており、南海興産(株)がこのセグメントを担当しています。
これらの事業セグメントを通じて、南海プライウッドグループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、建築材料から電気機器、不動産まで幅広いニーズに応えています。
経営方針
南海プライウッドは、木質建築内装材の製造および販売を主軸に据え、電線電気機器の販売や一般配管工事業など多岐にわたる事業を展開しています。同社は、「経営ならびに製品の独自性と安定成長」を基本理念とし、変化する外部環境に柔軟に対応する経営体制のもと、製品の安定供給を続けることを目指しています。原材料の安定調達を実現するため、現地子会社や協力工場に技術的援助を行い、環境問題への対応として植林事業への投資も行っています。
経営戦略として、少子高齢化や人口減少による新設住宅着工数の減少が予想される中、リフォーム市場やDIY、ECビジネス、非住宅市場への製品展開を積極的に進めることで持続的な成長を図っています。顧客のニーズやライフスタイルの変化を捉えるための徹底的なマーケティングと、ショールームやSNSを活用した市場動向の分析を通じて、顧客満足度、品質、コストパフォーマンスに優れた独自性のある製品展開に取り組んでいます。
経営上の目標達成のためには、「売上高成長率」「売上高営業利益率」「自己資本比率」を重要な経営指標と位置づけ、収益基盤の拡大を通じて企業価値の継続的な拡大を目指しています。また、経営の透明度を高め、効率性・健全性を追求するためにコーポレート・ガバナンスの強化やコンプライアンス体制の構築にも取り組んでいます。
このように、南海プライウッドは、新たな市場への展開や独自性のある製品開発、安定した財務基盤の維持を通じて、厳しい経営環境の中でも持続的な成長を目指しています。