コモ【2224】 スタンダード(内国株式)

ロングライフパンの製造・販売と、製品保管・仕分け・配送手配代行を手がける。

コモ【2224】 スタンダード(内国株式)

ロングライフパンの製造・販売と、製品保管・仕分け・配送手配代行を手がける。

事業内容

コモ社及びその連結子会社であるコモサポート株式会社は、特定の事業セグメントに注力しています。コモ社自体は、パネトーネ種を使用したロングライフパンの製造および販売を主軸に事業を展開しています。これらのパン製品は、賞味期間が35日から90日と長持ちすることが特徴です。

一方、コモサポート株式会社は、コモ社が製造する製品の物流面を支える役割を担っています。具体的には、製品の保管、仕分け業務の請負、そして配送手配代行業務を行っており、コモ社の製品が効率良く市場に流通するためのサポートを提供しています。

これらの事業活動は、コモ社グループの事業系統図にも示されており、製造から物流、最終的な市場への流通に至るまで、一貫したサービス体系を構築していることが分かります。コモ社グループは、製品の品質維持と効率的な流通を通じて、市場ニーズに応える事業モデルを確立しています。

経営方針

コモ社は、パネトーネ種を使用したロングライフパンの製造および販売を主軸に事業を展開しており、その連結子会社であるコモサポート株式会社は、製品の物流面を支える役割を担っています。この一貫したサービス体系を通じて、製品の品質維持と効率的な流通を実現し、市場ニーズに応える事業モデルを確立しています。

同社は、2024年3月期の経営方針として、独自の商品力での需要開拓、戦略的な営業推進と収益力アップ、合理化・効率化による生産性向上とコスト削減、全員参加での現場力向上を目標に掲げています。特に、長寿社会や健康志向に対応した付加価値の高い製品による新たな需要の掘り起こし、販路の積極的な開拓に注力しています。

また、原材料費やエネルギーコストの上昇への対応として、収益確保を最優先課題とし、生産計画及び在庫管理の適正化や製品アイテム数の見直し等を含めた生産性向上に注力しています。デジタル技術の活用による業務プロセスの合理化や、食品安全活動の定着化等も推進しています。

さらに、中期経営計画に沿ったサステナビリティ経営の推進、食の安全・安心に対する責任感、使命感を持った人材の育成にも努めています。これらの取り組みを通じて、同社は次期に売上高69億円、営業利益1億6000万円、経常利益1億6000万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億円を見込んでおり、中長期的にはROE(自己資本利益率)の向上を目指しています。最終年度となる2027年3月期にはROE10.0%以上の達成を目標に掲げており、価値創造企業としての地位を確立することを目指しています。