事業内容
寿スピリッツ株式会社とその子会社17社は、菓子の製造・販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、地域事業会社を基盤とした6つのセグメントに分かれており、それぞれが特色ある製品やサービスを提供しています。
「シュクレイ」セグメントでは、「ザ・メープルマニア」、「東京ミルクチーズ工場」、「フランセ」などのショップブランドを通じて、菓子の製造・販売を行っています。株式会社シュクレイがこのセグメントを担当しています。
「ケイシイシイ」セグメントは、「ルタオ」や「グラッシェル」などのブランドで知られ、菓子の製造・販売を手掛けています。このセグメントは株式会社ケイシイシイが担っています。
「寿製菓・但馬寿」セグメントでは、「お菓子の壽城」や「カノザ」などのブランドを展開し、菓子の製造・販売を行っています。寿製菓株式会社と株式会社但馬寿がこのセグメントを担当しています。
「販売子会社」セグメントは、複数の子会社が「コンディトライ神戸」などのショップブランドを通じて菓子の販売を行っています。株式会社寿堂や南寿製菓株式会社など、複数の子会社がこのセグメントに含まれます。
「九十九島グループ」セグメントでは、「赤い風船」や「アイボリッシュ」などのブランドで菓子の製造・販売を行っており、株式会社九十九島グループがこのセグメントを担当しています。
「その他」セグメントでは、損害保険代理業や健康食品の販売、菓子の販売など多岐にわたる事業を展開しています。株式会社ケーエスケーや純藍株式会社などがこのセグメントに含まれます。
これらのセグメントを通じて、寿スピリッツ株式会社グループは幅広い製品とサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
寿スピリッツ株式会社は、経営理念「喜びを創り喜びを提供する」を軸に、全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドの総合プロデューサーとして位置づけ、豊富な技術とノウハウを活用した商品創りとサービスの提供に努めています。同社は、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、収益性の改善に注力しており、「売上高経常利益率」20%以上の達成を目標に掲げています。この目標を達成するため、ブランド価値の向上や生産効率及び販売効率の改善に取り組んでいます。
経営環境の変化に迅速に対応し、お客様の要望に応える商品・サービスの企画力を強化することが、同社グループの将来を左右すると考えています。そのため、「高い価値の創造」をテーマに、美味しさと品質に徹底的に拘り、地域性と専門店性を追求した独創性のあるショップブランド及び商品ブランドの創造と育成により、持続的な成長を目指しています。
2023年の経営スローガン「超絶ド成長元年!」を掲げ、プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成に邁進し、商品力、販売力、売場力の超絶進化、人財採用と共育、ブランド開発と売場獲得、インバウンド復活準備と海外成功モデルの構築、生産体制とロジスティックの超絶進化など、重点施策をテーマに事業施策を遂行しています。また、「全員参画による超現場主義」経営を推進し、人財力及び組織力の向上を図っています。
さらに、サステナビリティ委員会の設置やTCFD提言への賛同を通じて、持続可能な社会実現への貢献と中長期的な企業価値の向上を重要な経営課題として位置づけ、気候変動がもたらす事業へのリスクと機会についての分析と対応を強化しています。これらの取り組みを通じて、寿スピリッツ株式会社は、持続可能な成長を目指しています。