事業内容
アイフィスジャパンは、国内外において多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業、その他事業が含まれます。
投資情報事業では、『IFIS Research Manager』をはじめとする証券調査レポートの電子書庫サービスや、業績予想数値を提供する『IFIS Consensus』など、機関投資家や証券会社向けのサービスを提供しています。これらのサービスは、証券調査レポートの一元管理や市場予想平均の算出を通じて、金融情報のアクセス性と利便性を高めています。
ドキュメントソリューション事業では、証券・生命保険資料の印刷・配送や、企業年金関連サービス、IR資料の印刷・配送など、金融機関や上場企業のIR部署向けに、ドキュメントの制作から配送までをトータルにサポートしています。
ファンドディスクロージャー事業は、投信会社に特化し、目論見書や運用報告書の編集・印刷・配送、マーケティング支援などを行っています。これにより、ファンド募集に必要な資料の品質と納期管理を強化しています。
ITソリューション事業では、金融機関向けITシステムの構築や運用支援、基幹業務アプリケーションの開発、マイグレーションサービスなどを提供し、顧客のIT環境の最適化を支援しています。
その他事業としては、ドキュメントのデータエントリーや電子アーカイブ化などのアウトソーシング支援サービスを展開しており、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
アイフィスジャパンは、これらの事業を通じて、金融情報サービス業界における独創性に富んだソリューションを提供し、業界の革新に貢献しています。
経営方針
アイフィスジャパンは、紙媒体と電子媒体の両方でサービスを提供する情報ベンダーとして、証券会社や機関投資家、上場会社向けに情報伝達とドキュメント処理のサービスを展開しています。同社は、サービス・インフラの強化と顧客基盤の拡大を基本方針とし、インタラクティブな情報仲介サービスへの発展を目指しています。企業理念には「革新」「公正」「先取」「充足」の4つの柱を掲げ、コンプライアンスと社会環境への配慮を重視しながら、事業の発展と企業価値の向上を追求しています。
中期経営計画では、投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業の4つのセグメントをバランス良く拡大し、収益性の向上を目指しています。営業利益率と自己資本利益率(ROE)を平均15%とする目標を掲げており、これらの事業を通じて安定的な成長を目指しています。
重点領域としては、発行市場情報の配信、個人向け投資情報サービスの拡大、ITソリューション事業の拡大、そして「IFISブランド」の確立に力を入れています。特に、個人投資家向けの情報提供サービスの強化や、ITソリューション事業における付加価値の高いサービス提供を通じて、顧客ニーズの高度化・多様化に応え、競争力の向上を図っています。
組織体制の整備、人材の確保と育成、システム障害の防止と対応、情報セキュリティの強化など、事業上及び財務上の課題にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、アイフィスジャパンは、金融情報サービス業界におけるリーダーとしての地位を確固たるものにし、持続可能な成長を目指しています。