事業内容
オービスは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。主な事業内容としては、梱包用材などの製造・販売、プレハブハウスの製造・販売、仮設建物のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負、自然エネルギーによる発電事業、ゴルフ場及びフィットネスクラブの運営(2023年10月に撤退予定)、そして不動産の賃貸及び売買があります。
具体的には、木材事業では、ニュージーランドから輸入したラジアータパインや国産スギを原材料とし、広島県福山市にある工場で製材を行っています。製品としては、梱包用材、パレット用材、ドラム用材、土木建設仮設用材、木材チップなどを製造、販売しています。
ハウス・エコ事業では、プレハブハウスの製造・販売、仮設建物のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負を手掛けています。太陽光発電売電事業では、自然エネルギーを活用した発電事業を展開しています。
ライフクリエイト事業では、ゴルフ場の運営とフィットネスクラブの運営を行っていましたが、2023年10月にはフィットネスクラブ事業から撤退する予定です。不動産事業では、不動産の賃貸や売買を行っており、幅広い顧客ニーズに応えています。
オービスは、これらの事業を通じて、多様なニーズに対応するサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営方針
オービスは、顧客満足と社員満足を経営理念とし、社会貢献と適正な利益確保を目指しています。同社は、営業利益を主な経営指標として重視し、コスト意識を持って収益の改善に努め、継続かつ安定的な事業拡大を目指しています。
中期経営計画「NEXT STEP 10」では、2027年10月期に売上高130億円以上、営業利益10億円以上の達成を目標としています。この目標達成に向け、フィットネスクラブ事業や不動産事業からの撤退を決定し、譲渡資金を木材事業及びハウス・エコ事業の成長投資に活用しています。
木材事業では、福山工場の製材ラインの渋滞解消を目的とした設備投資により生産性が向上しました。これにより、原価率の改善と収益への寄与が期待され、新規・休眠顧客の開拓や新たな業界への販路拡大に取り組んでいます。
ハウス・エコ事業では、人材不足と高齢化、2024年問題による人材不足が懸念されています。これに対応するため、人材の確保と育成に注力し、鉄骨製作工場認定制度に基づくMグレードの資格取得を目指しています。これにより、他社との差別化を図り、2027年10月期に売上高44億円の達成を目指しています。
オービスは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、社会に貢献していく方針です。