事業内容
永大産業株式会社とそのグループ企業は、住宅資材と木質ボードの製造販売を主な事業としています。同社の製品は、一般住宅や非住宅の内装部材として広く使用されており、市場の動向を把握しながら顧客のニーズに合った製品を提供しています。また、省施工で安全かつ使い勝手を考慮した製品の品揃えを充実させ、豊かな住環境の創造に貢献しています。
永大産業グループは、一般住宅や非住宅で使用される内装部材の素材から製品に至るまで幅広い事業を展開しています。特に、地球環境に配慮した製品開発に力を入れており、パーティクルボードの製造では、不用となった木質製品のマテリアルリサイクルを行い、環境問題への取り組みを進めています。
事業内容は大きく分けて「住宅資材事業」と「木質ボード事業」、そして「その他事業」に分類されます。住宅資材事業では、建材分野でフローリングや階段セット、壁材などを、内装システム分野で室内ドアやクロゼット、シューズボックスなどを、住設分野ではシステムキッチンや洗面化粧台、システムバスなどを取り扱っています。木質ボード事業では、素材パーティクルボードや化粧パーティクルボードの製造・販売を行っています。その他事業としては、不動産の有効活用や太陽光発電事業などを展開しています。
これらの事業を通じて、永大産業グループは社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。
経営方針
永大産業株式会社は、持続可能な社会の実現に貢献することを経営の基本理念としています。同社は、「持続可能な森林の木を使う」「木を無駄なく使う」「木を循環して使う」という3つの循環の輪に沿った事業展開を推進し、地球環境に配慮した製品開発に力を入れています。また、すべての世代の安全と使い勝手に配慮した製品を提供し、豊かな住環境の創造に努めています。
経営指標としては、売上高経常利益率5%以上を目標に掲げ、業容拡大を図っています。中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2023」では、新型コロナウイルス感染拡大やウッドショックなどの影響を受けつつも、事業の継続性と株主への安定配当を重視し、収益基盤の強化を目指しています。
永大産業は、住宅内装部材の市場において、最新のトレンドを反映した製品開発や生産能力の強化に取り組んでいます。また、リフォーム需要の獲得や非住宅分野での販売強化を通じて、新築依存からの事業構造の転換を進めています。さらに、ENボード株式会社の事業を早期に軌道に乗せ、材料から製品までを一貫して生産できる体制の構築を目指しています。
これらの取り組みを通じて、永大産業は、持続可能な社会の実現に向けた社会課題の解決に貢献し、業績と企業価値の向上を図っています。同社は、お客様に満足いただける製品品質とサービスの提供を最優先にし、生産性の向上や物流及び情報システムの改革を推進することで、経営基盤のさらなる強化を目指しています。