事業内容
リズム株式会社とそのグループ企業は、精密部品事業と生活用品事業を中心に展開しています。精密部品事業では、自動車や産業機器、光学機器、事務・通信機、太陽光発電、家電向けの精密部品や高難度精密金型、電子機器のEMS(エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービス)、情報関連機器、車載関連機器、加飾複合品の製造販売を手掛けています。このセグメントにおける製造販売は、リズム株式会社をはじめ、株式会社プリテック、RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.、RHYTHM PRECISION VIETNAM CO.,LTD、KYOSHIN VIETNAM CO.,LTD.、RHYTHM KYOSHIN HANOI CO.,LTD.、PT.RHYTHM KYOSHIN INDONESIA、KYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE LTD.が担っています。
一方、生活用品事業では、掛時計・置時計・目覚時計、デジタル時計、設備時計などのクロック製品、クロックムーブメント、防災行政ラジオ、加湿器、USBファンなどの製造販売を行っています。製造はリズム株式会社とRHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.が、販売はリズム株式会社、アイ・ネクストジーイー株式会社、RHYWACO(H.K.)CO.,LTD、RHYTHM U.S.A.,INC、RHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)LTD.及びRHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.がそれぞれ担当しています。
さらに、リズム株式会社グループは物流事業も手掛けており、これらの事業を通じて多角的なビジネスを展開しています。これらの事業セグメントを通じて、リズム株式会社グループは幅広い産業に対して製品とサービスを提供し、グローバルな事業展開を進めています。
経営方針
リズム株式会社は、精密部品事業と生活用品事業を中心に、多角的なビジネスを展開している企業グループです。同社は、2022年度から2024年度までの中期経営計画を策定し、売上高と利益の増加を目指しています。この計画では、売上高を2021年度の299億円から2024年度には355億円へと増加させることを目標としており、営業利益も同期間で8.9億円から20億円への増加を見込んでいます。
経営戦略としては、精密部品事業の成長を加速させることを重点に置き、特に車載関連事業の拡大や超高難度精密技術による成長領域の拡大、グループ間連携によるコスト競争力の強化を目指しています。また、生活用品事業では、快適品事業の確立やクロック事業の維持・効率化、D2C販売の強化を戦略の柱として掲げています。
財務戦略においては、成長ドライバーへの積極投資と株主還元の向上を両立させる方針を打ち出しており、配当性向30%以上、一株当たり配当金30円以上を基本方針としています。さらに、サステナビリティ戦略として、事業活動を通じた社会価値創出に注力し、環境やダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を重要なテーマとして位置づけています。
経営基盤の強化にも取り組んでおり、ガバナンス、人材、IT、ステークホルダーとの関係強化を通じて、上記戦略の実現を支える体制を整えています。リズム株式会社は、これらの戦略を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。