JESCOホールディングス【1434】 スタンダード(内国株式)

JESCO Holdings operates in EPC and real estate sectors globally.

JESCOホールディングス【1434】 スタンダード(内国株式)

JESCO Holdings operates in EPC and real estate sectors globally.

事業内容

JESCOホールディングスは、持株会社制を採用し、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントは、国内EPC事業、アセアンEPC事業、不動産(CRE)事業の3つです。これらの事業を通じて、再生可能エネルギーや電気通信設備工事などを手がけています。

国内EPC事業では、JESCOネットワークシステムやJESCOエコシステムなどの子会社が、日本国内で再生可能エネルギー関連設備工事や電気通信設備工事を行っています。太陽光発電設備や移動体通信基地局などの設計、調達、施工管理、保守メンテナンスを一貫して提供しています。

アセアンEPC事業は、JESCO ASIAやJESCO PEICOなどが担当し、ベトナムを中心にアセアン地域で建築工事や電気設備工事を展開しています。空港や商業施設などの設計、調達、施工管理、保守メンテナンスを行い、日本からのアウトソーシングも受けています。

不動産(CRE)事業では、JESCO CREが不動産の保有、売買、賃貸を行い、企業価値の向上を目指しています。駅近の高付加価値オフィスビルを所有し、適正価格での売買や賃貸を通じて収益を上げています。高品質のサービス提供により、顧客満足度の向上を図っています。

経営方針

JESCOホールディングスは、「For Safety For Society」を基本理念に掲げ、持続可能で豊かな社会の実現を目指しています。特にカーボンニュートラルやSociety5.0の推進に注力し、国内およびベトナムを中心としたアセアン地域での成長を図っています。

同社の中期経営計画(2023年8月期~2025年8月期)では、国内EPC事業とアセアンEPC事業を重点領域とし、再生可能エネルギー設備や無線通信インフラ関連設備の建設に注力しています。また、新たに立ち上げたCRE(不動産)事業と合わせ、事業の多角化を進めています。

JESCOホールディングスは、再生可能エネルギー関連設備の拡大を目指し、特に太陽光発電や系統用蓄電設備の需要に対応しています。また、太陽光パネルのリサイクル事業にも取り組み、持続可能なビジネスモデルを構築しています。

無線通信インフラ関連では、防災減災分野や移動体通信システムの拡大に注力しています。特に5Gの普及に向けたインフラ整備を推進し、全国展開を目指しています。これにより、Society5.0の実現に貢献しています。

アセアンEPC事業では、ベトナムを中心にエンジニアリング部門の強化を図り、技術者の育成と拠点の拡大を進めています。これにより、日本国内の技術部門との連携を深め、事業の拡大を図っています。

CRE(不動産)事業では、高付加価値のオフィスビルを所有し、賃貸や売買を通じて収益性を確保しています。不動産バリューアップ事業や不動産証券化を通じて、収益の安定化と社会資本の有効活用を目指しています。