朝日インテック【7747】 プライム(内国株式)

医療機器分野での低侵襲治療製品や産業機器分野の部材の開発・製造・販売を行う企業。

朝日インテック【7747】 プライム(内国株式)

医療機器分野での低侵襲治療製品や産業機器分野の部材の開発・製造・販売を行う企業。

事業内容

朝日インテックは、医療機器分野と産業機器分野における製品の開発、製造、販売を行う企業です。主にメディカル事業とデバイス事業の2つの事業セグメントを持っています。

メディカル事業は、朝日インテックの主要な事業であり、低侵襲治療製品の開発と製造を行っています。これには、治療用のガイドワイヤーやカテーテル製品が含まれます。これらの製品は、国内では直接販売され、海外では主に販売代理店を通じて販売されています。特に、米国、フランス、ドイツ、イタリアでは直接販売が行われています。

デバイス事業では、医療機器と産業機器の部材を開発・製造し、国内外のメーカーに販売しています。この事業は、医療機器だけでなく、レジャー、建築、自動車など多分野での産業機器製品にも対応しています。

朝日インテックの技術力は、伸線技術、ワイヤーフォーミング技術、コーティング技術、トルク技術に基づいています。これらの技術は、循環器系、腹部、末梢、脳血管系などの医療機器製品に応用されており、幅広い領域での製品開発を可能にしています。これにより、患者の負担を軽減し、医療費の抑制にも貢献しています。

経営方針

朝日インテックは、医療および産業機器分野での成長を目指し、独自の技術力を活かした戦略を推進しています。同社は、低侵襲治療製品の開発を通じて、患者のQOL向上と医療費抑制に貢献することを目指しています。特に、循環器系のガイドワイヤーやカテーテル製品において、世界市場でのシェア拡大を図っています。

中期経営計画「ASAHI Going Beyond 1000」では、連結売上高1,000億円を超える成長を目指し、事業ポートフォリオの強化を進めています。具体的には、グローバル市場の戦略的開拓、新規事業の創出、研究開発・生産体制の最適化、持続的成長に向けた経営基盤の確立を基本方針としています。これにより、企業価値の拡大を図っています。

朝日インテックは、グローバル市場での競争力を高めるため、研究開発拠点の拡充や生産体制の最適化を進めています。特に、米国やタイの拠点を活用し、医師のニーズを反映した製品開発を行っています。また、国内では、基盤技術の強化を目的に、複数のR&Dセンターを設置し、次世代医療機器の開発を推進しています。

さらに、同社はサステナビリティへの取り組みを強化し、イノベーションを通じた課題解決や環境負荷低減、安全な製品供給などを重要課題として掲げています。これにより、持続可能な成長を実現し、グローバル市場での競争力を維持・向上させることを目指しています。