フジ・コーポレーション【7605】 プライム(内国株式)

タイヤ・ホイール専門の販売を行い、店舗販売、通信販売、業者販売を展開。国内外の一流品から低価格の東南アジア製まで幅広く取り扱う。

フジ・コーポレーション【7605】 プライム(内国株式)

タイヤ・ホイール専門の販売を行い、店舗販売、通信販売、業者販売を展開。国内外の一流品から低価格の東南アジア製まで幅広く取り扱う。

事業内容

フジ・コーポレーションは、カー用品の中でも特にタイヤとホイールに特化した事業を展開しています。同社は、店舗販売、通信販売、業者販売の3つの販売形態を持ち、顧客のニーズに幅広く応えています。

店舗販売では、郊外型の店舗を中心に、輸入車や高級車向けのスペシャルブランド店、一般顧客向けのタイヤ&ホイール館、そして小規模なファイブデイズ店舗という3つの形態で出店しています。これにより、地域のドミナント化を図りつつ、顧客に対して多様な選択肢を提供しています。

通信販売では、自社ホームページやネット上のショッピングモールを通じて、国内外の顧客にサービスを提供しています。これにより、幅広い顧客層にアクセスし、便利なショッピング体験を提供しています。

業者販売では、カー用品店、カーディーラー、ホームセンター、ガソリンスタンドなどに直接販売することで、ビジネスの幅を広げています。また、卸売業者を通じた販売も行っており、店舗数の増加に伴い販売量も順調に伸びています。

フジ・コーポレーションは、ナショナルブランドとプライベートブランドのホイールを取り扱い、国内外から直接仕入れています。プライベートブランドについては、ホイールメーカーと共同開発し、高品質ながらも低価格での提供を実現しています。タイヤに関しては、国内一流メーカーの製品から、価格重視の顧客ニーズに応える東南アジア製のタイヤまで、幅広いラインナップを揃えています。

このように、フジ・コーポレーションは、タイヤとホイールに特化した事業を通じて、多様な顧客ニーズに応えるサービスを提供しています。同社はカー用品販売事業を単一セグメントとしており、その専門性と顧客への対応力が強みです。

経営方針

フジ・コーポレーションは、カー用品業界において、特にタイヤとホイールの分野で高い専門性を持つ企業です。同社は、中長期的な経営基盤の確立と継続的かつ安定的な配当を目指し、売上高と営業利益の毎年度更新、並びにROE水準の維持を経営上の目標としています。これを達成するため、フジ・コーポレーションは、コーポレート・ガバナンスの充実・強化、業務の効率化と社員の能力向上、労働環境の改善、そして環境問題への取り組みという四つの重点領域に注力しています。

コーポレート・ガバナンスに関しては、株価変動のメリットとリスクを株主と共有し、中長期的な業績向上と企業価値向上に貢献するため、譲渡制限付株式制度を導入しています。業務の効率化と社員の能力向上に向けては、出店地域の広域化や販売方法の多様化に対応するため、社内外の研修や社員育成プログラムを取り入れています。

労働環境の改善では、繁忙期の人員不足対策として、AGVやSTV、自動搬送コンベア、ラージベールなどの物流システムを稼働させ、さらなるシステムの改善とオートメーション化を推進しています。環境問題への取り組みとしては、SDGsの一環として、省エネやCO2削減、再生可能エネルギーの利用、リサイクルとリユースの実行など、地球環境問題に対する意識を高めています。

これらの取り組みを通じて、フジ・コーポレーションは、社会的責任を全うし、企業価値の持続的向上を目指しています。同社の成長戦略は、事業の基盤固めと社会への貢献を重視する姿勢に基づいており、これらの努力が同社の長期的な成功に寄与することが期待されます。