事業内容
日新商事株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、石油関連事業、再生可能エネルギー関連事業、不動産事業、その他の事業を展開しています。同社はENEOS株式会社から石油製品の供給を受け、石油関連製品の製造、販売、卸売などを行っています。具体的には、需要家や系列販売店への販売及び直営SS(サービスステーション)の運営、石油化学製品の製造・販売、液化石油ガスの販売などが含まれます。
再生可能エネルギー関連事業では、太陽光発電関連商材の販売や売電事業、バイオマス発電燃料の販売を手掛けています。太陽光発電関連商材の販売や売電事業は、同社及びNSM諏訪ソーラーエナジー合同会社が行っており、バイオマス発電燃料の販売は、同社やNISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.、JJ FUEL SUPPLY SDN.BHD.が担当しています。
不動産事業においては、同社がオフィスビル、店舗、マンションなどの不動産賃貸事業を運営しています。
その他の事業としては、日新興産株式会社が食料品の販売及び損害保険契約の代理業を、Jリーフ株式会社が植物工場の運営を通じて野菜類の生産・販売を行っています。
これらの事業を通じて、同社グループは多岐にわたる分野で事業を展開し、様々なニーズに応えています。
経営方針
日新商事株式会社(以下、同社)は、石油関連事業を中心に、再生可能エネルギー関連事業や不動産事業など多岐にわたる分野で事業を展開しています。同社は、国内の石油製品需要が減少する中で、石油関連事業の運営強化や販売店の経営支援、エネルギーの安定供給といった高付加価値サービスの提供に取り組んでいます。また、不動産事業では、社宅やサービスステーション跡地の有効活用を進めており、再生可能エネルギー関連事業にも注力しています。
同社は、石油関連事業の収益依存からの脱却とグローバル展開の強化を目指し、長期ビジョン「nissin Vision 2030」と中期経営計画を策定しています。この計画では、成長事業への積極投資、コア事業である石油関連事業の強化、経営基盤の強化、SDGs経営の推進を基本方針として掲げています。
具体的には、再生可能エネルギー関連事業の拡大を推進し、バイオマス発電燃料の開発・販売や自家使用型太陽光発電システムの販売、新商材の研究開発に注力します。石油関連事業では、営業力の強化と周辺領域のビジネス機会の取り込み、直営サービスステーション運営の強化や法人向け営業の推進を図ります。
経営基盤の強化においては、システム拡充や体制整備、営業活動の高度化、人事戦略の強化などを進めます。また、SDGs経営の推進として、脱炭素化社会への貢献や多様な人材開発、サステナビリティ経営の追求を目指します。
これらの戦略を通じて、同社は持続可能な社会の実現を目指し、企業価値の向上に努めています。