萩原電気ホールディングス【7467】 プライム(内国株式)

半導体や電子部品の販売、システムLSI向け技術支援、IT・IoTシステム構築、FA・特殊計測システムの設計・製造。

萩原電気ホールディングス【7467】 プライム(内国株式)

半導体や電子部品の販売、システムLSI向け技術支援、IT・IoTシステム構築、FA・特殊計測システムの設計・製造。

事業内容

萩原電気ホールディングス及びその子会社12社から成る同社グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主に、半導体や電子部品の仕入れと販売、電子機器の仕入れと販売に加えて、各種システムの構築、FA(ファクトリーオートメーション)や産業用機器の開発・製造・販売、自動化・省力化製造装置の設計・製造・販売を手掛けています。

デバイス事業セグメントでは、自動車向けシステムLSIなどの半導体や電子部品の販売と技術支援、組込システムのPoC(概念実証)開発支援や組込ソフトウェアの受託開発事業が行われています。このセグメントには、萩原エレクトロニクス株式会社や萩原北都テクノ株式会社、さらには海外の子会社も含まれます。

ソリューション事業セグメントでは、IT機器や組込機器、計測機器の販売、ITプラットフォーム基盤やIoTシステムの構築、FAや特殊計測システムの設計・製造・販売、産業用コンピュータの開発・製造が展開されています。このセグメントには、萩原テクノソリューションズ株式会社や萩原エンジニアリング株式会社などが含まれます。

これらの事業を通じて、萩原電気ホールディングスグループは、電子部品からシステム構築、産業用機器の開発に至るまで、幅広い技術とサービスを提供しています。同社グループは、これらの事業を通じて、自動化や省力化の推進に貢献しており、産業界における技術革新の一翼を担っています。

経営方針

萩原電気ホールディングスは、変化の激しい経営環境の中で、デバイス事業とソリューション事業を軸に成長戦略を推進しています。同社は、自動車業界をはじめとする製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)と次世代モビリティ社会の実現に向けたエレクトロニクス化を支援しています。これには、半導体や電子部品の販売及び技術支援、組込システムの開発支援、IT機器やIoTシステムの構築などが含まれます。

中期経営計画「Make New Value 2023」の下、同社は経営ビジョンを「先進エレクトロニクスで未来を創造するソリューションデザインカンパニー」と定め、デジタル技術を活用した新しい価値の創出を目指しています。このビジョン実現に向け、コア事業の拡大、新高付加価値事業の創出、事業基盤の強化、そして企業価値の向上を四つの柱とする戦略を展開しています。

具体的には、自動車業界の技術革新に対応するためのデバイス事業の強化、製造業のDX推進を支援するソリューション事業の拡大、グローバルビジネスの拡大、そして新たなビジネスモデルの創出による収益性の向上を目指しています。また、ESGへの取り組みやSDGsの達成に貢献することで、持続可能な社会の実現にも貢献し、ステークホルダーから信頼され選ばれる企業グループを目指しています。

これらの戦略により、萩原電気ホールディングスは、2024年3月期に向けて売上高2,130億円、営業利益63億円、ROE8.0%以上を目標としています。同社は、これらの目標達成を通じて、エレクトロニクスソリューションを提供するリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化していく方針です。