事業内容
シイエム・シイは、自社および連結子会社10社(国内5社、海外5社)、持分法非適用非連結子会社5社(海外5社)、持分法適用関連会社1社(国内1社)から成るグループ企業であり、主に「Manuals&Knowledge事業」を展開しています。この事業は、顧客企業の商材や市場、会社を深く理解し、顧客のニーズに合わせて情報を体系化することで、社会全体の情報価値向上サイクルの実現を目指すサービスを提供しています。
「Manuals&Knowledge事業」は、以下の3つのサービスに分類されます。まず「Manuals」では、顧客企業の商材や市場、会社を深く理解し、リアルからデジタルコンテンツへの転用など、利活用の目的に合わせて情報を体系化するサービスを提供しています。次に「Knowledge」では、情報を必要とする人々のシーンに応じて、最適な尖端技術を活用し、ユーザーエクスペリエンスの最大化を図るサービスを提供しています。最後に「その他」のカテゴリーでは、各種ソフトウェアのライセンス販売などを行っています。
シイエム・シイグループは、専門性に応じてグループ会社間で相互に業務支援を実施し、取引が発生しています。また、グループの構成企業には、株式会社シイエム・シイ、株式会社CMC Solutions、株式会社CMCエクスマニコム、株式会社メイン、株式会社CMCエクスメディカ、府中自動車株式会社、株式会社フィットなどが含まれます。これらの企業は、シイエム・シイの事業戦略のもとで、情報価値の向上と顧客体験の最大化を目指しています。
経営方針
シイエム・シイは、情報価値向上サイクルの実現を目指し、顧客企業の商材や市場、会社を深く理解し、ニーズに合わせて情報を体系化する「Manuals&Knowledge事業」を展開しています。同社は、2022年9月期から2024年9月期末までの3年間を対象とする中期経営計画を策定し、2030年に向けた成長戦略を推進しています。この計画では、「人財を育てる」「データを育てる」を方針とし、次世代の価値に進化させることを目指しています。具体的には、技術情報やデータをユーザーフレンドリーな形式に変換し、必要な時に最適な方法で情報を提供するコンテンツの開発に注力しています。
市場環境の変化に対応するため、シイエム・シイは事業戦略とR&D戦略に重点を置き、企業内の情報を整理し使いやすくすることで、情報の利活用を実現しています。また、デジタル変革を推進し、お客さま企業の商材・市場・会社のデータをつなぎ、ユーザーの満足度を高める取り組みを拡大しています。
市場戦略では、DX化の流れを受け、主力市場と注力市場を明確にし、地域に応じた取り組みを進めています。特に、「モビリティ」「製造」「医療・医薬品」「物流」を主力市場とし、「行政・自治体」「ロボティクス」に注力しています。
体制戦略としては、「2025年/2027年の崖」を成長の機会と捉え、ビジネスモデル変革を生み出す組織づくりを進めています。国内外での体制強化を図り、2030年に向けた「人財を育てる、データを育てる」取り組みを強化しています。
人財戦略では、持続的な成長を支えるため、人財育成に注力。研究開発、事業開発、海外展開を担う人財の育成に加え、デジタルネイティブ人財の育成にも力を入れています。
アライアンス・M&A戦略を通じて、成長戦略を加速させるため、必要な機能を持つ企業との連携や統合を進めています。これにより、変革に向けた成長をさらに強化しています。