事業内容
伯東は、電子・電気機器、電子部品の販売・輸出入、工業薬品の製造・販売を主軸に事業を展開している企業グループです。同社グループは、伯東を含む15社の子会社と2社の関連会社から構成されています。
電子部品事業では、伯東自身が販売活動を行うほか、Hakuto Enterprises Ltd.やHakuto Singapore Pte.Ltd.など複数の海外子会社が販売を手掛けています。また、モルデック株式会社は電子部品の製造販売及び加工を伯東から受託しています。
電子・電気機器事業においても、伯東とその海外子会社が販売を行っており、関連会社のサンエー技研株式会社から一部の製品を仕入れています。さらに、関連会社の株式会社エーエスエー・システムズは、電子・電気機器の販売とコンピュータソフトウェアの開発を担っています。
工業薬品事業では、伯東が石油・石油化学関連、紙パルプ関連、化粧品基剤等の製造・販売を行っています。このセグメントは、同社の製品ラインナップの多様性を示しています。
その他の事業として、伯東は太陽光発電事業にも取り組んでおり、連結子会社の伯東A&L株式会社は業務請負業等を手がけています。これらの事業活動を通じて、伯東グループは幅広い産業分野において事業を展開しています。
経営方針
伯東は、2021年4月に発表した4年間の中期経営計画「Change & Co-Create 2024」を通じて、エレクトロニクス商社とケミカルメーカーの複合企業として、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。この計画では、収益力の向上や新規事業の展開などの経営課題に取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症対策の緩和や社会・経済活動の正常化、ウクライナ情勢やインフレリスクによる金融引き締め策など、不透明な状況の中で、伯東は事業構造改革による効果と、エレクトロニクス業界における主力事業の堅調な推移により、2021年度、2022年度ともに定量目標を達成しました。
伯東は、成長を維持するために定量目標の見直しを行い、全社戦略及び事業戦略の遂行・浸透により、さらなる企業価値の向上に努めています。具体的には、新規事業開拓のためのプロジェクトチーム立ち上げ、事業間連携を通じた情報共有の強化、収益性の高い事業への人員シフト、DX推進強化、新人事制度移行などの取り組みを進めています。
また、各事業セグメントにおいては、DX推進による収益性の改善、他事業顧客へのクロスセルによる販路拡大、自社ブランド品強化、環境ビジネスの案件絞り込みによる引合い活発化、海外事業における環境、ヘルスケア、ロボット等の新規事業立ち上げなど、多岐にわたる戦略を展開しています。
伯東は、成長を加速させる事業の創出、資本コストを意識した経営の実践、サステナビリティ経営の推進など、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に取り組んでおり、これらの戦略を通じて中期経営計画の目標達成を目指しています。