ノジマは、株式会社ノジマを中心に、連結子会社29社、非連結子会社2社、関連会社1社から構成される企業グループです。ノジマグループは、その事業内容に基づき、主に5つのセグメントに分類されます。

まず、「デジタル家電専門店運営事業」では、薄型テレビやデジタルAV機器、家庭用電化製品の販売を行っています。これには、配送、工事、修理業務も含まれ、パソコンやIT・情報関連機器、家庭用ゲーム機器及びソフトなどの販売も手掛けています。これらの製品に関するソリューションやセットアップ、修理などのサービスも提供しています。

次に、「キャリアショップ運営事業」では、携帯電話を中心とした通信関連機器の販売及びこれに付随するサービスを提供しています。

「インターネット事業」では、ブロードバンド接続サービスの提供に加え、コミュニケーションやセキュリティサービス、インターネットを利用した様々な情報サービスを提供しています。

「海外事業」においては、デジタルAV機器やIT・情報関連機器、家庭用電化製品、家庭用家具の販売及びそれらに関するソリューションやセットアップ等のサービスを提供しています。

最後に、「金融事業」では、店頭外国為替取引や取引所株価指数証拠金取引などの金融商品取引サービスを提供しています。

これらの事業セグメントを通じて、ノジマグループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、消費者のニーズに応えています。

ノジマは、顧客の信頼を深めることを目指し、全従業員が経営者の意識を持って行動する「全員経営理念」を掲げています。同社は、デジタル家電専門店運営事業を中心に、キャリアショップ運営事業、インターネット事業、海外事業、金融事業を展開しており、これらの事業を通じて幅広い製品とサービスを提供しています。

経営戦略として、ノジマは「デジタル一番星」、「お客様感動No.1」を追求し、選びやすい売場作りと顧客の立場に立った接客を重視しています。また、コンサルティングセールスのレベルアップやサービスの充実に努めています。この戦略の一環として、携帯電話販売業界大手のコネクシオ株式会社を連結子会社化し、シナジー効果を発揮しています。さらに、ニューシナジー投資事業有限責任組合への出資や、株式会社マネースクエアHDの株式取得などを通じて、企業価値の向上を目指しています。

経営上の目標として、安定的な収益力、効率的な投下資本の運用、業界トップの持続的な高い成長力を掲げ、ROE15％以上、連結自己資本比率30％以上の健全経営を達成しています。また、株主への利益還元と財務体質の強化を最重要課題とし、安定した配当を実施しています。

優先的に対処すべき課題として、店舗運営、人材育成、店舗展開を挙げています。便利な場所で必要なものが揃う売場作り、専門知識を有する商品コンサルタントの育成、神奈川県を中心としたドミナント展開や海外事業の拡大などを通じて、お客様に喜んでいただけるサービスの提供を目指しています。