新家工業【7305】 スタンダード(内国株式)

普通鋼鋼管、ステンレス鋼鋼管製造販売、完成自転車・自転車用リム製造販売、不動産賃貸、機械部品・福祉機器製造販売を展開。

新家工業【7305】 スタンダード(内国株式)

普通鋼鋼管、ステンレス鋼鋼管製造販売、完成自転車・自転車用リム製造販売、不動産賃貸、機械部品・福祉機器製造販売を展開。

事業内容

新家工業及びそのグループ会社は、鋼管関連、自転車関連、不動産賃貸、その他の4つの主要事業セグメントを展開しています。鋼管関連事業では、普通鋼鋼管やステンレス鋼鋼管、各種型鋼、精密加工品の製造と販売を行っており、これには大栄鋼業株式会社やステンレスパイプ工業株式会社などの連結子会社が関与しています。また、インドネシア国内での製造・販売は、連結子会社PT.アラヤ スチール チューブ インドネシアが担当しています。

自転車関連事業では、完成自転車の製造を海外メーカーに委託し、新家工業が販売を行っています。自転車用リムの製造と販売も同社の手掛ける事業の一つです。不動産賃貸事業では、土地や建物、倉庫などの不動産賃貸を新家工業と連結子会社アラヤ特殊金属株式会社が行っています。

その他の事業としては、機械部品や福祉機器の製造・販売を新家工業が手がけており、これらの事業を通じて多岐にわたるニーズに応えています。これらの事業セグメントは、新家工業グループの多角的な事業展開を示しており、各セグメントが相互に補完しながら、企業の成長を支えています。

経営方針

新家工業及びそのグループ会社は、中期経営計画2023を策定し、2021年4月から2024年3月までの3年間を成長と発展のための基礎固めの期間と位置付けています。同社は、「モノづくりへのこだわりで世の中の課題をカタチに変える」というテーマのもと、創業以来100年を超える伝統と蓄積を活かしつつ、新たな時代の持続的成長に向けた体制の構築と企業体質の強化を目指しています。これには、事業の抜本的な見直しを通じた「変化」と「変革」が含まれます。

新家工業グループは、ウィズ・コロナからアフター・コロナの時代を見据え、収益・財務基盤の強化を図り、新たな成長ステージへの飛躍の基礎を築くことを目指しています。重点施策としては、製造・販売力の強化と収益力の向上、経営基盤の強化、社会的課題への積極的な関与が挙げられます。これらの施策には、生産体制の強化、販売体制の強化、製販一体による収益力の向上、グループ力の強化、財務体質の強化、人材の育成と積極的な人財投資及び多様な人材の活用、業務改革の推進が含まれます。

また、同社は安定的・持続的な配当の実施と中長期的な成長に備えた内部留保の確保を利益配分の基本とし、長期的な視点に立った配当政策を実施していく方針です。中期経営計画2023における定量的な数値目標としては、売上高、営業利益、ROEが定められています。

今後の見通しについては、コロナ禍からの景気回復への期待感がある一方で、ウクライナ情勢の長期化懸念や脱炭素の世界的な動き、円安といったコストアップ要因に直面しています。これらの課題に対処するため、新家工業グループは製品の安定供給とコストダウンに努め、商品の差別化と生産性の向上を推進し、事業基盤の強化と収益確保に努めていく方針です。