事業内容
フジオーゼックスとそのグループ会社は、エンジンバルブやバルブシート、コッタ、ローテータ、リテーナ、機械などの製造および販売を主な事業としています。また、これらの製品に関連する物流やその他のサービスも提供しています。フジオーゼックスグループは、国内外に子会社を持ち、それぞれが特定の役割を担っています。
製品事業では、フジオーゼックス自身とその子会社である富士气門(広東)有限公司、PT. FUJI OOZX INDONESIA、FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.がエンジンバルブ等の製造、販売を行っています。オーゼックステクノ株式会社は金型の製造や生産工程に付帯する業務を、FUJI OOZX AMERICA Inc.は製品の販売をそれぞれ担当しています。
商品事業では、機械設備や治工具の販売を国内外の子会社を通じて行っています。技術事業としては、主に海外の子会社に技術供与を行っており、グループ全体の技術力向上に貢献しています。
その他の事業として、フジオーゼックスおよび国内子会社の従業員の福利厚生を株式会社テトスが、関連製品の輸送・梱包を株式会社ジャトスがそれぞれ担当しています。これらの事業を通じて、フジオーゼックスグループは自動車部品業界における総合的なサービスを提供しています。
経営方針
フジオーゼックスは、その経営理念に基づき、技術の極致を追求し、顧客満足と信頼を獲得する製品を提供することを目指しています。また、地球環境の保護と社会貢献、並びに企業と個人の成長を実現することを目標に掲げています。同社は、製品の開発から廃棄までの全工程において、地球保護に積極的に取り組むと共に、個人の尊重と能力発揮を促進し、世界に飛躍する製品と技術の創造に挑戦しています。
フジオーゼックスグループは、2023年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を策定し、自動車部品事業の安定収益確保、新規事業の立ち上げと成長、効率経営推進による社会貢献の3つの大きな課題に取り組んでいます。具体的には、エンジンバルブ事業の合理化推進による利益率向上、新規事業およびESG関連への積極的な投資、そして株主への利益還元目標を連結配当性向30%以上としています。
また、同社は、半導体不足問題や原材料価格の高騰などの経営環境の変化に対応しつつ、M&Aによる成長戦略も進めています。2022年度には有望な領域で利益を上げる数社に対し意向表明を行い、1社との株式譲渡契約を締結しました。さらに、子会社を通じて新事業の展開も進めており、移動コンビニやドローンによる太陽光パネル点検事業、機能回復特化型デイケアの新拠点開設など、多角的な成長戦略を展開しています。
CO2削減にも積極的に取り組んでおり、2023年度には全グループでCO2排出量を20%削減する目標を掲げ、太陽光発電の設置拡大など省エネ活動を推進しています。これらの取り組みを通じて、フジオーゼックスは持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。