SUBARU【7270】 プライム(内国株式)

自動車、航空宇宙、不動産賃貸の事業を展開、軽自動車から宇宙関連機器まで幅広く手がける。

SUBARU【7270】 プライム(内国株式)

自動車、航空宇宙、不動産賃貸の事業を展開、軽自動車から宇宙関連機器まで幅広く手がける。

事業内容

SUBARUは、自動車部門、航空宇宙部門、およびその他部門の3つの主要な事業セグメントを持つ企業です。自動車部門では、軽自動車、小型自動車、普通自動車ならびにその部品の製造、販売、修理を手掛けています。特に、トヨタ自動車株式会社(トヨタ)およびダイハツ工業株式会社との協力関係のもと、電気自動車や軽・小型自動車のOEM供給を受け、群馬製作所でトヨタと共同開発したスポーツカーの生産を行っています。

航空宇宙部門では、航空機や宇宙関連機器及びその部品の製造、販売、修理を展開しています。このセグメントは、技術的な専門性が高く、特定の市場ニーズに応える製品を提供しています。

その他の部門では、不動産の賃貸などを行っており、これはSUBARUの事業多様性を示しています。このセグメントは、主に企業の安定した収益基盤を支える役割を果たしています。

SUBARUグループは、これらの事業を通じて、幅広い製品とサービスを提供し、多岐にわたる顧客ニーズに応えています。また、関係会社との連携を深めることで、事業の拡大と技術の革新を目指しています。

経営方針

SUBARUは、中期経営ビジョン「STEP」を基軸に、自動車業界の大変革期において、変化を見極めスピード感を持って対応する戦略を推進しています。同社は、「笑顔をつくる会社」というありたい姿を目指し、「安心と愉しさ」を提供することで、お客様から共感され信頼される存在となることを目標に掲げています。このビジョンの下、2025年に向けて「個性を磨き上げ、お客様にとってDifferentな存在になる」「心に響く事業活動を展開する」「多様化する社会ニーズに貢献し、企業としての社会的責任を果たす」という3つの重点項目を設定しています。

具体的な取り組みとして、組織風土改革、品質改革、SUBARUづくりの刷新が挙げられます。組織風土改革では、「個の成長」に焦点を当て、従業員一人ひとりが成長や働きがいを実感できるよう、エンゲージメントを高める活動を推進しています。品質改革では、品質の高さをSUBARUブランドの根幹と位置づけ、新技術への対応を含めた改革を進めています。また、SUBARUらしさの進化に向けて、「死亡交通事故ゼロ」と「脱炭素社会への貢献」を目指し、技術の進化を図っています。

さらに、電動化の時代においてもSUBARUらしさを強化し、お客様との深い関係をさらに深化させることを目指しています。これらの取り組みを通じて、お客様の生活に寄り添い、持続可能な社会の実現に貢献することを目標としています。

また、トヨタ自動車との協業を深化・拡大させることで、電動化技術、コネクテッド領域、自動運転領域等での対応を強化しています。具体的には、「SOLTERRA」の市場導入や「次世代e-BOXER」の生産開始準備など、両社の強みを活かした取り組みを進めています。

これらの戦略を通じて、SUBARUは自動車業界の変化に柔軟に対応し、将来にわたって市場競争力を持った製品を実現することを目指しています。