アイシン【7259】 プライム(内国株式)

自動車部品、エナジーソリューション製品の製造・販売、カーナビゲーションシステム、乗り合い送迎サービス提供。

アイシン【7259】 プライム(内国株式)

自動車部品、エナジーソリューション製品の製造・販売、カーナビゲーションシステム、乗り合い送迎サービス提供。

事業内容

アイシンは、自動車部品を中心に幅広い製品を手がけるグローバル企業です。同社グループは、アイシン本体と209社の子会社・関連会社(製造会社147社、販売会社16社、その他46社)で構成されており、日本、北米、欧州、中国、その他の地域で事業を展開しています。

アイシンの事業セグメントは主に自動車部品に関連するもので、パワートレイン関連、走行安全関連、車体関連、そしてCSS関連他(コネクティッド&シェアリングソリューション)の4つに大別されます。パワートレイン関連では、オートマチックトランスミッション(AT)、マニュアルトランスミッション(MT)、無段変速機(CVT)、ハイブリッドトランスミッション、eAxle、電気式4WDユニット(E-Four)などを製造・販売しています。走行安全関連では、ブレーキマスターシリンダー、ディスクブレーキ、エレクトロニックスタビリティーコントロール(ESC)、回生協調ブレーキシステムなどの製品があります。車体関連では、パワースライドドアシステム、パワーバックドアシステム、サンルーフ、パワーシートなどを提供しています。

また、CSS関連他では、カーナビゲーションシステムや乗り合い送迎サービス、補修・メンテナンス用商品などを手がけています。さらに、エナジーソリューション関連では、ガスヒートポンプエアコン(GHP)、コージェネレーションシステム、シャワートイレなどのエネルギー・住生活関連製品や、フェムト秒ファイバーレーザー、住宅リフォーム、建設土木、石油販売などの事業も展開しています。

アイシンは、自動車部品の製造・販売を核としながらも、エネルギーや住生活関連製品、さらには最先端技術を活用したサービス提供にも力を入れる多角的な事業展開を行っている企業です。

経営方針

アイシンは、自動車部品を中心に幅広い製品を手がけるグローバル企業であり、その成長戦略は「アイシングループビジョン2030」に基づいています。同社は、2030年度の経営目標として営業利益率8%、ROIC(投下資本利益率)13%を掲げています。この目標達成に向け、同社は産業構造や事業環境の大きな変化に対応するため、経営の大きな転換点として、企業基盤の強化と収益体質の向上、将来投資へのシフトを経営の柱に据えています。

具体的には、電動車への対応として、フルラインアップの電動ユニット開発を進め、特にBEV向けのeAxleを最重要製品と位置づけ、その開発を加速しています。また、カーボンニュートラル達成に向けた取り組みも強化しており、2035年に生産カーボンニュートラル、2040年にはゼロエミ工場の達成を目指しています。

2025年までを「フルモデルチェンジ」の3年と位置づけ、安全・健康・コンプライアンスを最優先としながら、成長領域への挑戦、事業の収益性向上、持続可能な社会への貢献、強固な経営基盤の構築、そして働きがいと会社成長の両立を目指しています。これらの方針を通じて、アイシンは変化に強い企業体質の構築と、持続的な成長を目指しています。