太平洋工業【7250】 プライム(内国株式)

プレス製品、樹脂製品、金型製品の製造・販売、タイヤバルブや空調用バルブなどのバルブ関連製品、電子機器製品、TPMS製品、IoT技術を活用したソフトウェアや損害保険代理業務を手がける。

太平洋工業【7250】 プライム(内国株式)

プレス製品、樹脂製品、金型製品の製造・販売、タイヤバルブや空調用バルブなどのバルブ関連製品、電子機器製品、TPMS製品、IoT技術を活用したソフトウェアや損害保険代理業務を手がける。

事業内容

太平洋工業株式会社とそのグループ企業は、プレス・樹脂製品事業、バルブ製品事業、およびその他の事業を展開しています。プレス・樹脂製品事業では、軽量かつ高剛性を実現する超ハイテン材の成型技術を用いたプレス製品、フィルム加飾技術や防音防振性能制御技術を活用した樹脂製品、さらにはプレス金型や樹脂金型などの金型製品を製造・販売しています。この事業には、国内外に複数の関連会社があります。

バルブ製品事業では、タイヤバルブやバルブコア、空調用バルブなど、世界トップシェアを誇るバルブ関連製品のほか、コンプレッサー関連製品、産業用・レジャー用のマイコン制御機器、タイヤ空気圧監視システム(TPMS)製品を提供しています。このセグメントも国内外に主要な関係会社を持っています。

その他の事業としては、IoT技術を応用したマルチセンシングロガー「e-WAVES」や、牛の体調をモニタリングする「CAPSULE SENSE」などのソフトウェア開発・販売、QRコードを読むだけで作業指示書が閲覧できる「FDSP」の提供、損害保険の代理業務などを行っています。この分野においても、ピーアイシステム株式会社をはじめとする国内の関連会社が活動を支えています。

太平洋工業株式会社グループは、これらの多岐にわたる事業を通じて、自動車産業を中心に幅広い分野でのニーズに応え、グローバルな事業展開を進めています。

経営方針

太平洋工業株式会社は、自動車産業を主力とする中で、モビリティ社会への大変革期に対応するため、安全・環境・快適性能向上に貢献する新事業・新技術・新製品の開発を推進しています。同社は、社会から信頼され期待される企業としての成長を目指し、「思いをこめて、あしたをつくる」から「パーパス」へとブランドスローガンを更新しました。これは、多様な従業員が力を発揮し、新たな価値を創造することを意味しています。

長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION」に基づき、ステークホルダーに信頼される真のGLOCAL企業を目指し、持続可能な社会に向けてコア技術を活かし続けること、社員の新しい発想や挑戦を大切にし、仕事と生活の調和が実感できる企業を目指しています。

中長期経営構想「Beyond the OCEAN」と中期経営計画「NEXUS-26」を発表し、技術×現場力と信頼とNo.1シェアを強みに、新しい価値づくりにチャレンジしています。これには、売上と利益の共成長、多様な技術による価値創出、サステナビリティと経営の統合が含まれます。

具体的には、プレス製品の収益力を高め、バルブ製品と樹脂製品で新市場を開拓し、モビリティ以外の分野にも挑戦しています。また、サステナビリティに関する課題を経営に統合し、従業員が力を発揮して技術やデジタルを駆使することで、財務価値と非財務的な価値の創造を目指しています。

太平洋工業株式会社は、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を実現し、100年企業を目指しています。