事業内容
トピー工業とそのグループ企業(子会社34社、関連会社4社、その他の関係会社1社)は、金属加工の総合グループとして、素材供給部門の鉄鋼事業と加工部門の自動車・産業機械部品事業を中心に展開しています。これらの事業は、素材の生産から最終製品の加工まで、一貫した生産体制を有しており、相互に関連しながら事業を推進しています。
鉄鋼セグメントでは、電気炉による製鋼や各種条鋼の圧延を行い、H形鋼や一般形鋼、異形棒鋼などを建設用資材として国内外に販売しています。また、異形形鋼は主に自動車・産業機械部品事業部門に供給されています。
自動車・産業機械部品セグメントでは、自動車用スチールホイール、アルミホイール、建設機械用スチールホイール、自動車用プレス製品、工業用ファスナー、産業機械部品の製造・販売を手掛けています。特に、国内外の自動車メーカーに対するグローバル調達体制を有し、高い評価を得ています。
さらに、トピー工業グループは事業の多角化にも力を入れており、電力卸販売、合成マイカ、クローラーロボットの製造・販売、不動産の賃貸、屋内外サインシステム、土木・建築及びスポーツ施設の運営など、多岐にわたる事業を展開しています。これらの事業を通じて、トピー工業グループは幅広い分野での事業展開を図り、持続可能な成長を目指しています。
経営方針
トピー工業は、そのグループ企業と共に、金属加工の総合グループとして、鉄鋼事業と自動車・産業機械部品事業を中心に展開しています。同社は、事業の存続と発展を通じて、持続可能な循環社会の実現に貢献することを基本理念として掲げています。この理念の下、顧客満足を追求し、社会的責任を果たすことで、持続的な成長を目指しています。
経営環境の不透明さの中、トピー工業は2022年度から2025年度を対象とする中期経営計画「TOPY Active & Challenge 2025」(A&C 2025)を推進しています。この計画では、イノベーションの追求と社会課題解決による企業価値の向上を目指しています。財務目標として、2025年度に売上高営業利益率4.5%以上、EBITDA320億円、自己資本利益率(ROE)8.0%以上を掲げています。
非財務目標においては、ESG視点からの取り組みが重視されています。環境面では、CO2排出量の2013年度比46%削減(2030年度目標)、社会面では女性管理職比率10%以上(2030年度目標)、労働災害件数毎年0件を目指しています。ガバナンス面では、重大なコンプライアンス違反件数を毎年0件に維持することを目標としています。
サステナビリティへの取り組みとして、サステナビリティ経営の推進体制構築、基本方針の策定、重要課題の特定などを行い、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。トピー工業は、技術革新と社会課題の解決を通じて、持続的な企業価値の向上と社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。