事業内容
極東開発工業及びそのグループ会社(子会社18社及び関連会社2社)は、特装車事業、環境事業、およびパーキング等事業を主軸に展開しています。特装車事業では、ダンプトラックやテールゲートリフター、タンクローリー、ごみ収集車などの特装車の製造販売を行っており、日本トレクス株式会社や北陸重機工業株式会社が中心となっています。また、中古特装車の販売や特装車の一部製造、アフターサービスも提供しています。
環境事業では、粗大ごみ処理施設やリサイクルセンター、ごみ固形燃料化(RDF)施設、バイオガスプラントなどのリサイクル施設の建設や、リサイクル設備の製造販売を手掛けています。これらの施設や設備のサービス業務、運転・管理業務も極東サービスエンジニアリング株式会社などが行っています。
パーキング等事業では、極東開発パーキング株式会社がマンション向け立体駐車装置の製造、据付、販売、メンテナンスやコインパーキングの運営を担当しています。さらに、不動産の賃貸やメガソーラー発電所の運営も行っており、株式会社エフ・イ・イは損害保険代理店業務を提供しています。
これらの事業を通じて、極東開発工業グループは多岐にわたるサービスを提供し、社会の様々なニーズに応えています。
経営方針
極東開発工業及びそのグループ会社は、特装車事業、環境事業、パーキング等事業を軸に、2030年度を目指した長期経営ビジョン「Kyokuto Kaihatsu 2030」を策定しています。このビジョンの実現に向け、2022年4月1日から2025年3月31日までの中期経営計画「Creating The Future As One」を推進しています。この計画では、グループ間のシナジー強化と成長投資を通じて、企業基盤の確立を目指しています。
同社は、サステナブル社会の実現に貢献し、業界をリードするグローバルな総合インフラメーカーを目標としています。具体的には、CO2排出量削減率を38%以上、リサイクル率を99.0%以上維持することをサステナビリティ目標として掲げています。また、経営業績ビジョンとして、連結売上高2,000億円、連結営業利益率10%以上、ROE10%を目指しています。
中期経営計画では、社会的課題解決への貢献、生産性向上と利益体質の強化、持続的成長と変革を支える事業基盤の構築、企業価値向上を目指したキャッシュフローの最適分配を基本方針としています。業績目標としては、2025年3月期に連結売上高1,400億円以上、連結営業利益率7%以上、ROE6%を掲げています。財務方針としては、成長投資に300億円以上を充て、株主還元にも注力し、総還元性向を100%に高める計画です。
このように、極東開発工業は、社会貢献と企業価値の向上を目指し、持続可能な成長を追求する戦略を展開しています。