GMB【7214】 スタンダード(内国株式)

自動車部品の製造・販売を行い、駆動・伝達装置部品や冷却装置部品、ベアリングなどを手がける企業。

GMB【7214】 スタンダード(内国株式)

自動車部品の製造・販売を行い、駆動・伝達装置部品や冷却装置部品、ベアリングなどを手がける企業。

事業内容

GMB株式会社は、自動車部品の製造・販売を主な事業とする企業です。同社は、13の連結子会社と1つの持分法適用関連会社を通じて、グローバルに事業を展開しています。主な製品は、駆動・伝達および操縦装置部品、冷却装置部品、ベアリングなどです。具体的な製品には、ユニバーサルジョイント、ステアリングジョイント、ウォーターポンプ、電動ウォーターポンプ、ボールベアリングなどがあります。

GMB株式会社は、日本を拠点に、ウォーターポンプやユニバーサルジョイントを中心とした製品の製造・販売を行っています。また、同社はグループの中核企業として、先行研究開発や商品開発を推進しています。販売は主に海外の補修用市場を対象としています。

アメリカでは、GMB NORTH AMERICA INC.が北米市場向けに補修用部品を販売し、GMB USA INC.が新車用の電動ウォーターポンプを製造しています。韓国では、GMB KOREA CORP.がベアリングやウォーターポンプなどの製造・販売を行い、GMB AGtech Corp.とGMB ELPIS CORP.が新車用部品の製造を担当しています。

中国では、青島吉明美机械制造有限公司や青島吉明美汽車配件有限公司がベアリングやウォーターポンプの製造を行い、吉明美(杭州)汽配有限公司が物流・品質管理を担っています。タイでは、THAI GMB INDUSTRY CO.,LTD.がウォーターポンプやサスペンションパーツの製造を行っています。

欧州では、GMB RUS AUTOMOTIVE LLCとGMB ROMANIA AUTO INDUSTRY S.R.L.が新車用ウォーターポンプの製造を行い、オーストラリアではGMB OCEANIA PTY.LTD.が補修用部品を販売しています。これらの事業を通じて、GMB株式会社は世界中の自動車メーカーや補修市場に製品を供給しています。

経営方針

GMB株式会社は、自動車部品の製造・販売を主軸とし、グローバルに事業を展開しています。同社は、ユニバーサルジョイントやウォーターポンプなどの製品を中心に、韓国、日本、欧米の自動車メーカーとの取引を拡大しています。創業以来の社訓「和」を基に、技術革新と新製品開発を通じて国際社会に貢献することを企業理念としています。この理念のもと、環境に優しく、安全で長持ちするモビリティ社会の実現を目指しています。

同社は、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、連結売上高1,300億円、連結営業利益50億円、ROE7.0%以上を目標としています。この計画では、電動化対応、顧客のグローバル戦略対応、補修用部品の拡販、OEM外注化対応の4つの重点戦略を掲げています。特に、電動ウォーターポンプや統合熱管理モジュールなどの冷却系部品の研究開発と生産体制の強化を進めています。

また、同社はルーマニア工場での電動ウォーターポンプの現地生産開始や、米国とインドの新工場の立ち上げを通じて、顧客の現地納入ニーズに対応しています。補修用部品では、大型車や建機などへの適用範囲を広げ、新規アイテムを市場投入することでブランド力を活かした販売拡大を図っています。さらに、ユニバーサルジョイントの上位Tierの部品メーカーが構成部品を外注化する受け皿となり、欧米を中心に販売を強化しています。

このように、GMB株式会社は技術革新とグローバル展開を通じて、持続的な成長を目指しています。