事業内容
東海理化電機製作所は、自動車用部品の専門メーカーとして、HMI製品(Human Machine Interface製品)、シートベルト、キーロック、シフトレバーなどの製造・販売を行っています。同社は国内外に広がるネットワークを持ち、国内では本社を含む連結子会社10社と持分法適用関連会社2社、海外では連結子会社29社と持分法適用関連会社4社がそれぞれ事業を展開しています。
国内関連会社には、東海理化NExT株式会社、株式会社サン電材社、東海理化エレテック株式会社、株式会社東海理化クリエイト、東海理化サービス株式会社、東海理化 Smart Craft 株式会社、株式会社東海理化アドバンスト、株式会社東海理化トウホク、株式会社ミロクテクノウッドが含まれます。北米ではTRAM株式会社、TACマニュファクチャリング株式会社など、アジアでは理嘉工業株式会社、東海理化(江蘇)汽車部件有限公司など、その他地域ではTRBR インダストリア イ コメルシオ有限会社、トウカイリカベルギー株式会社などが事業を担当しています。
2022年7月1日には金型部門を理化精機株式会社へ統合し、東海理化 Smart Craft 株式会社に社名を変更しました。また、同年11月1日には東北地方でのビジネス拡大と地域貢献を目的として株式会社東海理化トウホクを設立し、連結の範囲に含めています。これらの動きは、同社が国内外で多岐にわたる自動車部品の製造・販売を手がけるとともに、地域社会への貢献や事業の拡大を図っていることを示しています。
経営方針
東海理化電機製作所は、自動車部品の専門メーカーとして、中期経営計画を策定し、将来の成長に向けた戦略を推進しています。同社は、お客様の期待に応える高品質な商品の提供を通じて、企業価値の増大を目指しています。そのために、「品質の東海理化」の確立、製品競争力の向上、そして柔軟かつ強固な経営基盤の確立を重点領域として掲げています。
経営戦略の一環として、経営基盤の強化に注力しており、新たに経営戦略室を設置し、HMIビジネスセンターとセキュリティビジネスセンターを統合。さらに、ソフトウェア技術部を新設することで、ソフトウェア開発体制を強化しています。また、新規ビジネスの開拓にも積極的で、社会課題の解決を目的とした新製品の開発や、eスポーツ向けゲーミングギアブランドの立ち上げなど、新しい分野への挑戦を進めています。
競争力の向上と収益力の強化に向けて、生産技術力の強化や生産体制の再編、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進によるプロセス改善を進めています。人財育成や多様な人財の活躍推進を通じて、人的資本の最大限の活用を目指しており、人に優しい製品・サービスの提供を通じて豊かな社会づくりに貢献することで、企業価値の向上に努めています。
東海理化電機製作所は、これらの戦略を軸に、変化する経営環境に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指しています。