北陸電気工業【6989】 スタンダード(内国株式)

電子部品(抵抗器、モジュール製品、電子デバイス)、金型・機械設備の製造・販売、商品仕入れ、不動産・保険代理業を手がける。

北陸電気工業【6989】 スタンダード(内国株式)

電子部品(抵抗器、モジュール製品、電子デバイス)、金型・機械設備の製造・販売、商品仕入れ、不動産・保険代理業を手がける。

事業内容

北陸電気工業株式会社とその18社の子会社からなるグループは、主に電子部品の製造と販売を行っています。このグループは、抵抗器、モジュール製品、電子デバイス、その他の電子部品などを提供しており、これらの製品は、皮膜抵抗器や可変抵抗器、混成集積回路、ユニット製品、センサ、圧電部品、回路基板など多岐にわたります。

北陸電気工業グループは、製造と販売を担う関係会社を有しており、製造には朝日電子株式会社や天津北陸電気有限公司などが、販売には北陸シンガポール株式会社やHDKアメリカ株式会社などが関与しています。また、マレーシア、中国、タイ、アメリカなど、グローバルに展開していることが分かります。

さらに、同社グループは金型や機械設備の製造・販売も手がけており、ダイワ電機精工株式会社や北陸精機株式会社がこのセグメントにおける主な関係会社です。

その他の事業としては、商品の仕入れや不動産・保険代理業があり、大泉製作所製品の仕入れや北陸興産株式会社による不動産・保険代理業務が含まれます。

これらの事業内容は、電子部品、金型・機械設備、その他の事業という3つの主要セグメントに分類され、各セグメントは製品の製造から販売に至るまでの一連の流れをグループ内で完結させていることが特徴です。北陸電気工業グループは、これらの事業を通じて、電子部品業界における幅広いニーズに応えています。

経営方針

北陸電気工業株式会社は、その18社の子会社と共に、電子部品の製造と販売を主軸に事業を展開しています。同社は、中期経営計画「Plan2024」を策定し、コア事業の強化、マーケティング強化と事業化推進、経営基盤の強化を三本柱としています。これらの施策を通じて、2024年度に売上高460億円、営業利益28億円、ROE10%維持を目指しています。

コア事業の強化では、新技術や新製品の開発、新顧客や新分野への販売拡大を推進しています。また、事業ポートフォリオの最適化やBCP及び海外生産品のグローバル再編を考慮した事業拠点の強化にも取り組んでいます。

マーケティング強化と事業化推進では、自動車部品や各種センサのマーケティングを強化し、脱炭素、EV化やDX関連の製品開発を推進しています。これにより、変化する市場ニーズに迅速に対応し、新たな需要を創出しています。

経営基盤の強化では、コーポレートガバナンスの充実化やサステナビリティ社会への取り組みを加速させています。品質重視やコンプライアンスの徹底を通じて、社会から信頼され続ける企業を目指しています。

北陸電気工業は、これらの成長戦略を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の一層の向上を図っています。同社は、イノベーションを起こす企業、社会に貢献する企業を目指し、継続的な成長を目指しています。