大真空【6962】 プライム(内国株式)

水晶応用電子部品の製造販売を行う、一般水晶振動子や音叉型水晶振動子、水晶応用製品等の総合メーカー。

大真空【6962】 プライム(内国株式)

水晶応用電子部品の製造販売を行う、一般水晶振動子や音叉型水晶振動子、水晶応用製品等の総合メーカー。

事業内容

大真空及びその関連会社は、大真空と連結子会社13社で構成されるグループ企業であり、水晶応用電子部品の製造販売を行う単独事業会社です。同社グループは、人工水晶などの部材から一般水晶振動子、音叉型水晶振動子、水晶応用製品などの電子部品を製造販売する水晶デバイスの総合メーカーとして位置づけられています。

水晶製品事業において、大真空は自社で製造販売するほか、連結製造子会社であるPT.KDS INDONESIA、天津大真空有限公司、株式会社九州大真空、加高電子股份有限公司に製造を委託しています。また、加高電子股份有限公司は、自社製品の製造販売に加え、その製造子会社である加高電子(東莞)有限公司、加高電子(深圳)有限公司、HARMONY ELECTRONICS (THAILAND) CO.,LTD.にも製造を委託しています。

海外での販売は、大真空(香港)有限公司を含む6社の販売子会社が担当しています。これにより、同社グループは国内外における幅広い製造・販売ネットワークを有しており、グローバルな事業展開を行っていることがわかります。

経営方針

大真空は、信頼を社是とし、グローバル企業としての地位を確固たるものにすることを経営ビジョンとしています。このビジョンの下、同社は2019年に創業60周年を迎えるにあたり、「10年長期経営計画」を策定しました。この計画では、「OCEAN+2戦略」と名付けられた7つの基本戦略を掲げ、技術力と企業力の強化を通じて、業界のリーダーとしての地位を確立することを目指しています。

具体的な戦略としては、「一社供給」を目指す薄型化技術の開発、「低コスト域への挑戦」を通じたコスト削減、材料ビジネスの拡大、オープンイノベーションによる共創、ニッチ市場での利益確保、新たな結晶とデバイスの開発に取り組んでいます。これらの戦略は、市場の拡大と技術要求の高まりに対応するためのものです。

中期経営計画においては、2022年から2030年までの期間を3つのフェーズに分け、それぞれのフェーズで具体的なマイルストーンを設定しています。現在は「基盤整備フェーズ」にあたり、小型・高周波品の供給拡大や環境に配慮した安定供給体制の構築などに取り組んでいます。また、Arkhシリーズの生産拡大を通じて、安定供給と環境対応の両立を目指しています。

大真空は、これらの戦略と計画を通じて、持続可能な社会の成長と発展に貢献し、水晶業界のリーダーとしての地位を確立することを目指しています。