日本シイエムケイ【6958】 プライム(内国株式)

プリント配線板の製造販売を中心に、日本、中国、東南アジア、欧米で展開、販売支援も含む。

日本シイエムケイ【6958】 プライム(内国株式)

プリント配線板の製造販売を中心に、日本、中国、東南アジア、欧米で展開、販売支援も含む。

事業内容

日本シイエムケイ株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、プリント配線板の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、日本シイエムケイ株式会社を含む11社で構成され、その中で10社がプリント配線板の製造販売業に、1社がその他の事業を手掛けています。

同社の事業展開は、地域別に分けられ、日本ではシイエムケイ・プロダクツ株式会社を含む複数の企業がプリント配線板の製造販売を行っています。中国では、新昇電子(香港)有限公司や希門凱電子(無錫)有限公司など、複数の企業が同様の事業を展開。東南アジアでは、CMK ASIA(PTE.)LTD.やCMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.などがプリント配線板の製造販売及び販売支援を提供しています。欧米では、CMK EUROPE N.V.やCMK AMERICA CORPORATIONがプリント配線板の販売業務を担当しています。

これらの事業展開を通じて、同社グループはグローバルな視点でプリント配線板の製造販売を行い、各地域のニーズに応える体制を整えています。事業の系統図からも、同社グループの広範な事業展開と、それぞれの地域での事業の位置付けが明確にされています。

経営方針

日本シイエムケイ株式会社(以下、同社)は、プリント配線板の製造販売を軸に、グローバルに事業を展開しています。同社は、社是「発展と永続」のもと、新たな社会・価値観に適応した世界最高レベルの安全安心なプリント配線板を供給し続けることで、安全で快適な社会の実現を目指しています。このビジョンの実現に向け、同社は中長期的な成長戦略を策定し、推進しています。

2023年3月期から始まった第1次中期経営計画では、「収益基盤の確立と次なる成長への仕込み」を目標に掲げています。この計画の下、国内生産拠点の再編や自動化投資による生産性向上、品質改善を進めています。また、競争優位性のあるパワートレイン・走行安全系分野への注力や、5G関連市場への参入を通じて、事業領域の拡大を図っています。

さらに、第2次中期経営計画(2026年3月期~2027年3月期)では、「CASE需要と新規事業領域の取込みによる成長加速」を目指しています。この計画の一環として、タイ工場の敷地内に新工場を建設し、生産能力の拡大を図っています。これにより、CASE(コネクティッド化、自動運転化、電動化、共有化)の構造的な変化に伴う電装化進展の需要を捉え、成長サイクルの確立を目指しています。

また、サステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な社会に向けた取り組みも積極的に推進しています。2022年7月には「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」に賛同し、気候変動緩和に向けた取り組みを強化しています。

これらの戦略を通じて、同社はステークホルダーからの期待に応え、社員の幸せ・成長を実現し、持続可能な成長を目指しています。