事業内容
FRONTEO及びその連結子会社7社は、AIソリューション事業とリーガルテックAI事業の2つの主要な事業セグメントを展開しています。
AIソリューション事業では、自社開発の自然言語解析AIエンジン「KIBIT」を核として、ライフサイエンスAIとビジネスインテリジェンスの2つの領域に焦点を当てています。ライフサイエンスAI領域では、創薬研究の効率化や医療の質向上、医療従事者の負担軽減などに貢献する製品やサービスを提供しており、AI創薬領域では「FRONTEO Drug Discovery AI Factory」構想を進めています。また、ビジネスインテリジェンス分野では、メール&チャット監査システムやビジネスデータ分析支援システムなど、KIBITを活用した様々な製品を提供し、企業内データ解析や経済安全保障分野でのサポートを行っています。
リーガルテックAI事業では、eディスカバリサービスとフォレンジックサービスを提供しています。eディスカバリサービスでは、電子データの特定からドキュメントレビューまでのワンストップサービスを提供し、AIレビューツール「KIBIT Automator」を用いた文書レビューの提案活動を行っています。フォレンジックサービスでは、情報漏洩や内部不正調査を行い、デジタルフォレンジックソフトウェア「KIBIT XAMINER」を販売しています。
これらの事業を通じて、FRONTEOはAI技術を活用した多岐にわたるソリューションを提供し、顧客の課題解決に貢献しています。
特集記事
経営方針
FRONTEOは、独自開発の人工知能(AI)エンジン「KIBIT」を核に、情報社会のフェアネスを実現することを企業理念として掲げています。同社は、国際訴訟支援や不正調査から始まり、製造、金融、小売、流通、医療分野に至るまで、幅広いフィールドでの社会課題解決に貢献しています。
中期戦略「ステージ4」の達成に向け、FRONTEOは2024年3月期をライフサイエンスAI分野でのAI創薬や経済安全保障分野のビジネスモデル確立の年と位置づけ、その土台を固めるための取り組みを進めています。ライフサイエンスAI分野では、AI創薬とAI医療機器の2つの領域で事業拡大を目指し、特にAI創薬領域では、独自の創薬テクノロジーメソッドを活用し、製薬企業や創薬ベンチャーからの様々なリクエストに対応する受託サービスの提供を拡大しています。
ビジネスインテリジェンス分野では、企業のDX投資需要に応えるため、精度が向上した製品群を中心に事業拡大を図っています。また、経済安全保障分野では、サプライチェーン解析ソリューションなどの提供を開始し、政府や企業の戦略策定を支援しています。
リーガルテックAI事業では、eディスカバリサービスとフォレンジックサービスを提供し、特に「KIBIT Automator」を用いた効率的な文書レビューで市場にアプローチしています。これらの取り組みを通じて、FRONTEOはAI技術を活用したソリューション提供により、顧客の課題解決に貢献し、事業の成長を目指しています。