山一電機【6941】 プライム(内国株式)

半導体検査用ICソケット、電子機器向けコネクタ、バーンインソケット、高速伝送用コネクタ、RGBフィルタなどの製造販売。

山一電機【6941】 プライム(内国株式)

半導体検査用ICソケット、電子機器向けコネクタ、バーンインソケット、高速伝送用コネクタ、RGBフィルタなどの製造販売。

事業内容

山一電機株式会社とその14の子会社から成る山一電機グループは、半導体検査工程に使用されるICソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品などの機構部品の製造販売を主な事業としています。同社グループは、テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業の3つの主要セグメントに分かれています。

テストソリューション事業では、バーンインソケット、テストソケット、半導体テスト関連サービスを提供しており、これらの製品は山一電機を含むグループ内の複数の海外子会社によって製造、販売されています。また、テストソリューションサービセスINC.では、バーンインボードやテストソケットのメンテナンス事業も手掛けています。

コネクタソリューション事業では、高速伝送用コネクタ、カードコネクタ、インターフェースコネクタなど、多岐にわたるコネクタ製品とYFLEX(高速伝送用ケーブル、実装基板)を提供しています。これらの製品は、主にグループ内の海外子会社によって製造、販売されています。

光関連事業では、RGBフィルタ、UV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラーなどの光学製品を製造販売しており、光伸光学工業㈱がこのセグメントを担当しています。

山一電機グループは、これらの事業を通じて、半導体検査工程や電子・電気機器製造における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

山一電機株式会社は、半導体検査工程や電子・電気機器向けの機構部品製造販売を主事業とする企業グループです。同社は、テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業の3つのセグメントを中心に展開しています。2023年4月から始まる新たな3年間の中期経営計画を策定し、持続的な成長と企業価値の最大化を目指しています。

この計画では、「お客様が満足いただける製品・サービスを提供できる会社」になることを経営目標として掲げています。具体的には、お客様とのグローバルな連携を深め、未来につながる製品の創造に取り組むことで、この目標の達成を目指します。成長戦略としては、主力ビジネスの深耕・拡大と新分野への挑戦をキーポイントに据え、グローバルニッチトップを目指す製品の創出やシリーズ化を進めています。また、構造改革を通じて、サプライチェーンマネージメントの再構築やグループ効率化を図り、財務体質の強化と経営基盤の強化にも注力しています。

2026年3月期には、売上高500億円、営業利益100億円を超えることを目標としており、この目標達成のために140億円の投資計画を立てています。さらに、ROEは10%以上、連結配当性向30%、総還元性向40%以上を目指し、株主への還元にも力を入れています。

山一電機グループは、これらの戦略を通じて、変化する市場環境に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指しています。