事業内容
スタンレー電気は、自動車機器製品、コンポーネンツ製品、電子応用製品の製造販売を主な事業としています。
自動車機器事業では、自動車用照明製品を国内外の製造・販売会社で生産・販売しています。主な製造拠点は日本、米州、アジア・大洋州、中国にあります。
コンポーネンツ事業では、電子デバイス製品を国内外の製造・販売会社で生産・販売しています。主な製造拠点は日本、米州、アジア・大洋州、中国にあります。
電子応用製品事業では、電子応用製品を国内外の製造・販売会社で生産・販売しています。主な製造拠点は日本、米州、アジア・大洋州、中国にあります。
その他、持株会社として米州、アジア・大洋州、中国、欧州に拠点を持っています。
同社は、国内外の関係会社と一体となって事業を展開しており、自動車メーカーの海外進出への対応や現地市場の販路拡大などに取り組んでいます。
経営方針
スタンレー電気は、「安全安心を実現し社会に貢献している ~光の力で夢を現実に変える~」を指針として、第Ⅷ期中期3ヶ年経営計画をスタートさせています。
その中で3つの大きなテーマに取り組んでいます。
1. TADAS思想のものづくり
同社は「TADAS」思想のもと、あらゆる人々が価値を享受できる価格の「安くて良いもの」を提供するため、生産革新活動で培ったノウハウを活かし、投資効率・生産効率を最大限に追求した工場を展開しています。具体的には、自動車用ランプを製造する広島製作所において、「ランプの生産拠点」から「ランプシステムの生産拠点」への改革と生産能力の増強を進めています。
2. 光の独自技術で新市場開拓
同社は、悪天候時の運転の安全性を向上させる車載用ランプシステムや非可視光を用いた製品など、光の価値を追求した独自の技術によって他社との差別化を図り、新たな製品を生み出し、新市場を開拓していきます。そのため、同社最大の研究開発拠点である神奈川県の技術研究所の再構築を計画しています。
3. One Stanleyでスピードのある挑戦
世界中の同社グループ社員が一丸となって、同じベクトルで挑戦し、成果を出していくOne Stanleyの実現により、スピードのある価値提供をグローバルで実現していきます。
経営目標としては、2025年度に売上高5,500億円、営業利益率10.0%、ROE8.0%を目指しています。また、株主還元のさらなる充実を図るため、連結配当性向は30%以上を目標としています。
さらに、同社は自動車業界の大変革期を背景に、本田技研工業との包括的な資本業務提携契約を締結し、両社が中長期の将来に向けたパートナーとして、共同開発や人材交流等の取り組みを進め、競争優位性の向上を図っています。