事業内容
三社電機製作所とそのグループ企業は、半導体素子と電源機器の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、三社電機製作所を含む合計10社で構成されており、関連するサービス業務も手掛けています。
半導体セグメントでは、三社電機製作所が製造販売を行うほか、サンレックスコーポレーション、サンレックスリミテッド、三社電機(上海)有限公司、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.が販売を担当しています。電源機器セグメントにおいては、三社電機製作所の製造販売に加え、三社電機(広東)有限公司、株式会社諏訪三社電機、大阪電装工業株式会社が製造販売を、サンレックスコーポレーション、サンレックスリミテッド、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.が販売を、東莞伊斯丹電子有限公司が製造をそれぞれ行っています。
さらに、株式会社三社ソリューションサービスは、機器の据付試運転、修理、保守、施工請負、電源機器及びそのシステムの販売を提供しており、同社グループのサービス面を支えています。
これらの事業活動を通じて、三社電機製作所グループは、半導体と電源機器の分野で幅広い製品とサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
三社電機製作所は、創業以来パワーエレクトロニクスの分野で社会が必要とする製品を提供し続けてきました。同社は、産業用途と社会インフラに欠かせない電力エネルギーの高効率変換技術に長けており、パワー半導体から大型電源機器までを開発・製造しています。中期経営計画「CG23」では、社会課題解決と持続的成長に向けた変革を二つの基本方針として掲げています。また、SDGsとの連携を強化し、エネルギー効率の改善や再生可能エネルギーの推進などを通じてサステナブルな社会の実現を目指しています。
重点領域として、半導体事業では高電流・高耐圧、高効率、高信頼性の追求を通じてシェアアップを目指し、スマートファクトリーの実現に向けた生産効率の向上や工程不良の根絶を進めています。電源機器事業では、水素・新エネルギー分野の拡大と基盤分野の強化を図り、脱炭素社会の実現に貢献しています。さらに、電源機器の単体販売からソリューション販売へのシフトを図り、再生可能エネルギーの有効活用や顧客リレーションシップの強化を進めています。
三社電機製作所は、これらの戦略を通じて、グローバル・パワー・ソリューション・パートナーとしての地位を確立し、社会課題の解決に貢献しながら持続的な成長を目指しています。