事業内容
ミナトホールディングス及びその関連会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、「メモリーモジュール事業」、「テレワークソリューション事業」、「デジタルデバイス周辺機器事業」、「デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション事業」、「システム開発事業」、そして「その他」の事業が含まれます。
メモリーモジュール事業では、産業機器用途向けのコンピュータ記憶装置の製造及び販売を行っており、このセグメントにはサンマックス・テクノロジーズ株式会社や港御(香港)有限公司が含まれます。
テレワークソリューション事業では、デジタル会議システム関連機器の販売及び保守サービス、ライセンス販売等を手掛け、株式会社プリンストンがこのセグメントに属しています。
デジタルデバイス周辺機器事業では、eスポーツ関連製品やPC、スマートフォン等のデジタルデバイス周辺機器の販売を行っており、こちらも株式会社プリンストンが担当しています。
デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション事業では、デバイスプログラマ製品やタッチパネル製品、デジタルサイネージ製品の製造販売及び新技術・新製品の開発などを行っており、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社や港御(上海)信息技術有限公司がこのセグメントに含まれます。
システム開発事業では、WEBシステムや汎用系システム、ERPパッケージなど各種情報処理システムの設計・開発・保守運用等の技術提供並びに受託サービスを提供しており、株式会社クレイトソリューションズが担当しています。
その他の事業セグメントでは、Webサイトの構築、広告の制作プロデュース、システム構築、労働者派遣、モバイルアクセサリの販売、インテリジェント・ステレオカメラに関する新技術・新製品の開発、LED照明の受注販売等の環境エレクトロニクス関連、企業の買収等の斡旋、仲介及びこれらに関するコンサルティング業務、太陽光発電(売電含む)、ソフトウェア設計、ハードウェア設計・製造、開発設計受託、コーデック製品等の設計・製造を手掛けています。このセグメントには、日本ジョイントソリューションズ株式会社、ジー・ワーカー株式会社、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社、ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社、株式会社エクスプローラが含まれます。
経営方針
ミナトホールディングスは、デジタル技術の進化と社会の変化に対応するため、革新的な成長戦略を推進しています。同社は、「常に新しい技術に挑戦し、社会に価値ある製品やサービスを展開する」ことを経営理念とし、デジタル分野での新市場開拓を目指しています。この理念の下、企業価値と株主価値の増大を目標に掲げ、経営の効率性と透明性の向上に努めています。
中核となる成長戦略は、「デジタルコンソーシアム構想」です。この構想では、デジタル分野に特化した技術力を持つ企業との提携やM&Aを積極的に行い、コンソーシアムを通じてシナジーを創出し、新製品やサービスの開発に挑戦します。また、新しい市場を開拓し、持続可能な未来社会の創造に貢献することを目指しています。
「中期経営計画2027」では、2027年3月期の目標として、連結売上高480億円、連結営業利益25億円、ROE15%以上、自己資本比率30%以上を掲げています。これらの目標達成に向け、既存事業領域の拡大、新規事業領域への投資(M&A/ベンチャー投資)、グローバル展開を重点テーマとしています。
さらに、同社は子会社の株式譲渡を通じて得られる資金を、より高い成長が見込まれる事業への設備投資やM&A、グローバル展開に振り向けることで、グループ全体の価値最大化を図る方針です。これらの戦略的取り組みにより、ミナトホールディングスは不透明な経営環境の中でも、持続的な成長と社会への貢献を目指しています。