堀場製作所【6856】 プライム(内国株式)

自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学のセグメントで、エンジン排ガス測定装置、水質計測装置、血球計数装置、マスフローコントローラー、粒子径分布測定装置などの製造、販売、サービスを展開。

堀場製作所【6856】 プライム(内国株式)

自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学のセグメントで、エンジン排ガス測定装置、水質計測装置、血球計数装置、マスフローコントローラー、粒子径分布測定装置などの製造、販売、サービスを展開。

事業内容

堀場製作所グループは、2023年12月31日現在で、本社および連結子会社48社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社1社から構成されています。同社グループは、測定機器の製造、販売、サービスを主たる業務としており、その事業内容は大きく分けて自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学の5つのセグメントに分類されます。

自動車セグメントでは、エンジン排ガス測定装置やドライブラインテストシステム、燃料電池試験装置など、自動車開発に必要な各種テストシステムを提供しています。このセグメントには、堀場テクノサービスやホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)、ホリバMIRA社(イギリス)などが含まれます。

環境・プロセスセグメントでは、煙道排ガス分析装置や水質計測装置、大気汚染監視用分析装置など、環境保護とプロセス管理に関連する製品群を扱っています。このセグメントには、堀場アドバンスドテクノやホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)、ホリバ・コリア社(韓国)などが属しています。

医用セグメントでは、血球計数装置や免疫測定装置、生化学用検査装置など、医療分野での診断に必要な機器を提供しており、ホリバABX社(フランス)やホリバ・インド社(インド)などがこのセグメントに含まれます。

半導体セグメントでは、マスフローコントローラーや薬液濃度モニター、半導体異物検査装置など、半導体製造プロセスに必要な精密測定機器を扱っています。このセグメントには、堀場エステックや堀場アドバンスドテクノなどが属しています。

科学セグメントでは、水質計測装置や粒子径分布測定装置、元素分析装置など、科学研究に欠かせない高度な分析機器を提供しています。ホリバ・フランス社(フランス)や堀場(中国)貿易有限公司(中国)などがこのセグメントに含まれます。

以上のように、堀場製作所グループは、自動車から環境、医療、半導体、科学研究に至るまで、幅広い分野での測定・分析ニーズに応える多様な製品とサービスを提供しています。

特集記事

経営方針

堀場製作所は、分析・計測機器メーカーとして、社会貢献を基本理念に掲げ、真のグローバルカンパニーを目指しています。同社は、地球環境の保全、人の健康、社会の安全・利便性向上、科学技術の発展に貢献することを目標に、世界49社に及ぶグループ企業との連携強化及び融合を積極的に推進しています。

中長期経営計画「MLMAP2028」では、「MAXIMIZE VALUE」をスローガンに掲げ、2028年までに連結売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE(自己資本当期純利益率)12%以上の達成を目指しています。この計画の下、堀場製作所は、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体の3つの注力分野において、社会課題の解決に貢献する事業戦略を展開しています。

エネルギー・環境分野では、カーボンニュートラルの実現を目指し、研究開発から法規認証までの各プロセスにおいて、同社が培ってきた技術と経験を統合し、最適なソリューションを展開しています。バイオ・ヘルスケア分野では、あらゆる生命のヘルスケアジャーニーの変革を目指し、POCTを用いた臨床現場の課題解決やバイオ医薬品の開発・生産プロセスの最適化に貢献しています。先端材料・半導体分野では、持続可能な社会実現に向けて、革新的なソリューションで市場を形成しています。

さらに、グローバル経営基盤の強化、ホリバリアンの力を最大限引き出す人財戦略、ソーシャル・インパクトを生み出すサステナビリティ戦略を通じて、企業価値の長期的かつ継続的な向上を目指しています。これらの戦略により、堀場製作所は、持続可能な社会の実現に貢献し、さらなる事業成長を実現することを目指しています。