事業内容
AKIBAホールディングス及びその連結子会社6社は、2023年3月31日時点で、メモリ製品製造販売、通信コンサルティング、HPC事業の3つのセグメントに分類される事業を展開しています。同社グループは、産業・工業用、一般向けPC及びサーバ用メモリ製品の製造・販売、パソコン周辺機器・パーツの調達と販売、IoTデバイスの設計・開発などを手掛けるメモリ製品製造販売事業を展開しており、このセグメントには株式会社アドテックが含まれます。
また、通信コンサルティング事業では、通信キャリアの携帯基地局関連工事、コンタクトセンター事業、BPO事業、通信コンサルティング、人材派遣・人材紹介、システム開発・受託事業、再生可能エネルギー事業、通信土木工事業など、ITと通信に関連する幅広いサービスを提供しています。このセグメントには株式会社バディネットと株式会社リーバンが含まれます。
HPC事業では、科学技術計算に特化した高性能コンピューティング(HPC)分野向けのコンピュータの製造、販売を行っており、株式会社HPCテックがこのセグメントに該当します。
AKIBAホールディングスグループは、これらの事業を通じて、多様なニーズに応える製品とサービスを提供し、各分野での技術革新と市場の拡大に貢献しています。
経営方針
AKIBAホールディングスは、IoT化が進む新しいIT社会において、市場と顧客のニーズに対応し、新しい事業領域への進出を視野に入れています。同社は、グループ内でのシナジーを追求し、有機的な企業体として総合的な企業価値の向上を目指しています。また、顧客に最適なソリューションを提供することで、社会の発展に貢献することを経営方針としています。
経営戦略として、AKIBAホールディングスは経営資源の選択と集中を進め、IoT、HPC、通信キャリア向け通信建設事業などの成長分野にリソースを投入し、収益力の向上を図っています。さらに、新たな収益の柱を作るために、有望な新規事業分野への進出や投資、M&Aを行い、持続的な成長を目指しています。内部管理体制の強化も引き続き推進し、その更なる強化を図っています。
経営上の目標達成状況の判断には、「売上高」「営業利益」「経常利益」を重要な指標として位置づけ、営業基盤の拡大による企業価値の継続的拡大を目指しています。経営環境においては、為替相場の変動やウクライナ情勢の不透明性、物価の高騰など、先行き不透明な状況に直面しています。
事業戦略として、メモリ事業では新規商材の取扱いを進め、製品ラインナップの拡充を図ります。IoTソリューション事業では、自社製品の開発や新規開発案件の獲得により、新たな売上の軸を構築します。通信コンサルティング事業では、通信建設工事事業の体制強化や新規案件の獲得、コンタクトセンター事業との連携を進めます。HPC事業では、人員の補充や部門間の連携強化、効率化を図ります。これらの戦略を通じて、AKIBAホールディングスは持続的な成長を目指しています。