京写【6837】 スタンダード(内国株式)

プリント配線板、金型、回路設計、電子部品の実装などの製造・販売を手がける。

京写【6837】 スタンダード(内国株式)

プリント配線板、金型、回路設計、電子部品の実装などの製造・販売を手がける。

事業内容

京写グループは、京写を含む子会社10社で構成され、プリント配線板や電子部品の製造・販売を主要事業としています。事業内容は、プリント配線板、金型、回路設計、および実装関連製品の製造に及びます。京写グループは、日本国内外において、幅広い製品ラインナップを提供しており、特にプリント配線板とその付随する電子部品の製造・販売に強みを持っています。

京写グループの国内事業では、プリント配線板、金型、回路設計、実装関連製品の製造・販売を行っており、三和電子株式会社が主要な関係会社として挙げられます。海外では、中国、インドネシア、メキシコ、ベトナムにおいて、同様の製品群を提供しています。これらの地域における主要な関係会社には、Kyosha Hong Kong Company Limited、Guangzhou Kyosha Circuit Technology Co.,Ltd.、PT. Kyosha Indonesia、Kyosha de Mexico, S.A. de C.V.、Kyosha Vietnam Co.,Ltd.などがあります。

京写グループは、グローバルな販売網と製造基盤を有し、特にアジア地域において強固な事業基盤を築いています。プリント配線板と電子部品の製造・販売を核とした事業展開により、多様な顧客ニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

京写は、グローバル市場における顧客満足を最優先とし、持続的な成長を目指しています。そのための経営基本方針として、「安全の確保、法令の遵守、環境保全」を最優先事項とし、顧客ニーズに応えるための新技術・新工法の開発と品質向上に努めること、そして選択と集中を進め、自社の強みを活かした分野に経営資源を集中することを掲げています。

同社は、日本、中国、インドネシア、メキシコ、ベトナムの各生産拠点から、日本と同品質の製品を世界中へ供給する能力を持ち、特に片面プリント配線板の分野では世界最大の生産能力を誇ります。主力製品である片面・両面プリント配線板事業をはじめ、実装や実装搬送治具の実装関連事業も国内外での拡大を目指しています。

2022年3月期を初年度とする5年間の中期経営計画を策定し、推進中です。この計画では、自動車の電装化、電子部品の小型化、IoTやAI技術の発展、サプライチェーン分散化の加速など新たな成長分野への対応を図り、グローバル生産・販売網の拡充やコア技術の深化によるニッチ・成長市場の開拓、DXを活用した生産性向上などの施策を実行しています。

中期経営ビジョン「一流になる・Build Trust」を掲げ、企業間連携を最大限活用し、独自技術に磨きをかけることでグローバルニッチトップメーカーを目指しています。2026年3月期の経営目標として、売上高300億円、営業利益16億円、営業利益率5.3%、ROE(自己資本利益率)10%を設定しており、全社員が目標達成に向けて取り組んでいます。重点課題としては、ベトナム工場の事業確立、新規顧客・新商品開発の推進、業界NO.1のものづくり競争力の獲得、間接業務のQCD向上、ESG経営体制の構築、キャッシュフローの改善、後継者育成と組織文化の形成を挙げています。