事業内容
マクセルは、エネルギー、機能性部材料、光学・システム、ライフソリューションの4つの主要事業セグメントを持つグローバル企業です。同社とその19の子会社、2つの関連会社は、これらのセグメントにおける製品の製造および販売を行っています。
エネルギーセグメントでは、民生用リチウムイオン電池、リチウムイオン電池用電極、コイン形リチウム二次電池、リチウム一次電池、ボタン電池、充電器・組電池、電極応用製品の製造販売を行っており、太陽光発電による売電事業も手掛けています。
機能性部材料セグメントでは、粘着テープ、機能性材料、塗布型セパレーター、工業用ゴム製品などの製造販売を展開しています。
光学・システムセグメントでは、光学部品、電鋳・精密部品、半導体関連組込みシステム、金型・合成樹脂成形品、RFIDシステム、ICカード、プロジェクター、映像機器などの製造販売を行っています。
ライフソリューションセグメントでは、健康・理美容機器、小型電気機器、音響機器、光ディスク、充電機器、アクセサリー、乾電池、電設工具などの製造販売を手掛けています。
これらの製品は、マクセルのグローバルネットワークを通じて世界中に供給されており、同社は技術革新と市場ニーズの変化に応じた製品開発に注力しています。
経営方針
マクセルは、独自のアナログコア技術を基盤とし、エネルギー、機能性部材料、光学・システム、ライフソリューションの4つの主要事業セグメントを通じて、幅広い製品とサービスを提供するグローバル企業です。同社は、中期経営計画「MEX23」を策定し、2024年3月期に向けた経営目標を設定しています。この計画では、企業価値と利益成長を重視し、注力3分野である「ヘルスケア」「5G/IoT」「モビリティ」において、競争力の源泉であるアナログコア技術と高い親和性がある製品・サービスの強化を目指しています。
マクセルは、持続可能な社会に貢献することをミッションとし、最高の価値を創造する「価値創出企業」となることをビジョンに掲げています。このビジョンの実現に向け、技術価値、顧客価値、社会価値の3点を大切にし、ステークホルダーに対して提供し続ける価値や強みを明確にしています。また、ブランドスローガン「Within, the Future」を掲げ、未来に向けた取り組みを進めています。
経営体制の強化、コーポレートブランドの構築、資本効率性の向上を重要な経営戦略として位置付け、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。人財育成の強化、サステナビリティを意識した企業経営、コーポレートガバナンスの強化など、経営の基盤となるさまざまな施策を推進し、全てのステークホルダーから信頼される企業グループを目指しています。