事業内容
ヒロセ電機は、多極コネクタ、同軸コネクタ、その他の電子部品の製造販売を主な事業としている企業グループです。
同社グループは、ヒロセ電機を中心に、国内外の子会社20社で構成されています。多極コネクタ事業では、丸形コネクタ、角形コネクタ、プリント配線板用コネクタなどを製造・販売しており、主な関係会社には東北ヒロセ電機、郡山ヒロセ電機、一関ヒロセ電機、台廣電子、廣瀬香港、広瀬電機(東莞)、広瀬電機(蘇州)、ヒロセエレクトリックマレーシアなどがあります。
同軸コネクタ事業では、同軸コネクタと光コネクタを製造・販売しており、主な関係会社には一関ヒロセ電機、台廣電子、廣瀬香港、広瀬電機(東莞)、広瀬電機(蘇州)、ヒロセエレクトリックマレーシア、P.T.ヒロセエレクトリックインドネシア、ヒロセコリアなどが含まれます。
その他の事業では、マイクロスイッチなどを製造・販売しており、主な関係会社にはヒロセコリア、一関ヒロセ電機などが挙げられます。
同社グループの事業は、国内外の製造拠点と販売拠点が連携して展開されており、多極コネクタ、同軸コネクタ、その他の電子部品を幅広い顧客に提供しています。
経営方針
ヒロセ電機は、コネクタ専業メーカーとして技術革新を推進し、多様化するニーズに適合した製品を開発・提供することで、エレクトロニクス業界の発展に寄与することを使命としています。
同社は、株主価値の長期的な向上を最重要課題の一つに掲げ、お客様からの信頼を得られる電子部品メーカーとしての責任を果たすとともに、強固な財務体質を維持しながら成長し続けていくことを基本方針としています。
目標とする経営指標としては、IFRSベースの営業利益率を重視しており、高収益にこだわった経営と事業展開を進めています。
中長期的な経営戦略としては、最先端の技術を追求し、効率的な資源配分と集中化を図りながら、改善・革新に取り組むことで、自動車、産業用機器、通信用機器、スマートフォンなどの成長分野での市場開拓を進めています。また、国内外の生産拠点のリスク分散化にも取り組み、企業価値の増大を目指しています。
一方で、市場の多様化や製品サイクルの短期化、原材料価格の上昇など、経営環境の厳しさが増す中で、同社は高付加価値新製品の開発力強化、生産効率化の促進、品質向上によるコスト競争力の強化、グローバル化の推進、販路開拓などに注力しています。