池上通信機【6771】 スタンダード(内国株式)

情報通信機器の開発、生産、販売、修理・サービスを手がけ、北米・中南米、欧州・中東・アフリカ、西アジア・東南アジア・大洋州地域で活動。

池上通信機【6771】 スタンダード(内国株式)

情報通信機器の開発、生産、販売、修理・サービスを手がけ、北米・中南米、欧州・中東・アフリカ、西アジア・東南アジア・大洋州地域で活動。

事業内容

池上通信機とそのグループ企業は、情報通信機器の開発、生産、販売、サービスを幅広く手がける企業体です。同社は、主に情報通信機器の開発と生産を行い、特定の地域を除く販売とサービス活動も担当しています。具体的には、北米・中南米、欧州・中東・アフリカ、西アジア・東南アジア・大洋州地域の販売とサービスは、それぞれの地域に特化した子会社が担当しています。

㈱テクノイケガミは、池上通信機が生産した情報通信機器の修理やサービスの一部を提供するとともに、同社のプロダクトセンター製品の一部を生産しています。米国に位置するIkegami Electronics (U.S.A.), Inc.は北米・中南米地域での販売とサービスを、ドイツにあるIkegami Electronics (Europe) GmbHは欧州・中東・アフリカ地域での販売とサービスをそれぞれ担当しています。さらに、シンガポールに拠点を置く非連結子会社のIkegami Electronics Asia Pacific Pte. Ltd.は、西アジア・東南アジア・大洋州地域での販売とサービスを行っています。

これらの事業活動を通じて、池上通信機グループは世界各地で情報通信機器の需要に応え、地域ごとの特性に合わせたサービスを提供しています。

経営方針

池上通信機は、技術革新と社会貢献を目指す成長戦略を推進しています。同社は、社会インフラ構築への貢献と、技術優位性の確立を通じて「Ikegami Way」を追求し、顧客満足と社会の信頼を獲得することを基本方針としています。また、全ステークホルダーへの還元とグローバル企業としての成長・発展を目指し、持続可能な好循環サイクルの確立に努めています。

新型コロナウイルス感染症の影響や、ロシアのウクライナ侵攻後の資源価格の高騰など、不安定な経営環境の中、池上通信機は調達先の多様化や生産効率の追求、販売価格の見直しにより、業績の確保に取り組んでいます。さらに、デジタルトランスフォーメーションの推進や新3カ年中期経営計画の実行を通じて、放送システム事業の収益性向上とセキュリティー事業、メディカル事業、検査装置事業の成長戦略を加速させています。

中長期的な経営戦略として、4Kシステムの需要増加や放送技術の高度化、セキュリティー需要の高まりなどに対応し、産業システム事業の拡大戦略と放送システム事業の安定化戦略を推進しています。技術力強化、共創力と協創力の強化を通じて、競争力のある製品開発と市場ニーズの具現化に努めています。

財務戦略では、資金調達と資金管理の円滑化、変動費の削減、業務効率化の推進を通じて、利益増出構造の構築を目指しています。また、安定した株主還元を基本としながら、企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実を図っています。

これらの戦略を通じて、池上通信機は持続的な成長と企業価値の向上を追求しています。