事業内容
OSGコーポレーションとそのグループ企業は、環境と健康に関連する機器の製造と販売を主軸に事業を展開しています。具体的には、電解水素水生成器、浄水器、HOD(水宅配)事業、家庭用電気治療器などが主要製品です。これらの製品は、OSGコーポレーション及びその子会社によって国内外で販売されており、製造は㈱OSGウォーターテックが中心となって行っています。
事業セグメントは大きく分けて四つあります。第一に水関連機器事業があり、電解水素水生成器や浄水器、ウォータークーラーなどが含まれます。これらの製品は、国内ではOSGコーポレーションとその子会社が販売し、中国市場では欧愛水(上海)環保科技有限公司が製造から販売までを担当しています。
第二のセグメントはメンテナンス事業で、電解水素水生成器や浄水器の交換用カートリッジ、衛生管理機器用の添加液などが主な製品です。これらはOSGコーポレーションが販売し、㈱OSGウォーターテックや欧愛水(上海)環保科技有限公司が製造を行っています。
第三にHOD(水宅配)事業があり、冷温水サーバーの貸し出しと、同社が開発したミネラルウォーター製造プラントで製造された水の宅配を行っています。この事業はエリアライセンスチェーン形式で全国展開されており、加盟店の獲得にも力を入れています。
最後にフランチャイズ事業があり、業務用アルカリイオン水を使用した「水にこだわる高級食パン」の専門店運営や介護宅配弁当の製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、OSGコーポレーションは環境と健康に貢献する製品とサービスを提供しています。
経営方針
OSGコーポレーションは、環境と健康に関連する機器の製造と販売を軸に、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、2022年を初年度とする「第10次4ヶ年計画」を実施中であり、2025年の創立55周年に向けて、販売促進企画の積極的な実施や「ステハジ」プロジェクトの推進を通じて事業拡大を目指しています。また、フランチャイズ事業では、「OSG2030ビジョン」に基づき、「食」の領域拡大と海外展開に注力しています。
営業体制の強化、新規市場の開拓、メンテナンスシステムの充実、海外事業の展開、HOD(水宅配)事業の育成、新製品の開発など、事業上及び財務上の課題に対処するための具体的な方針を設定しています。特に、アルカリイオン水のペットボトル飲料市場や衛生管理ビジネスの拡大、新しい情報管理システムの導入によるメンテナンスシステムの強化、中国やインドを含むアジア諸国への市場拡大など、グローバルな視点からの成長戦略が見て取れます。
OSGコーポレーションは、これらの戦略を通じて、不透明な経済環境の中でも安定した収益基盤の構築と将来の成長を目指しています。同社の事業セグメントは、水関連機器事業、メンテナンス事業、HOD事業、フランチャイズ事業に大別され、これらを軸に環境と健康に貢献する製品とサービスの提供を続けています。