ホーチキ【6745】 プライム(内国株式)

火災報知設備や消火設備、情報通信設備、防犯設備の製造・販売・施工・保守を手がける防災事業と、損害保険代理業務を展開。

ホーチキ【6745】 プライム(内国株式)

火災報知設備や消火設備、情報通信設備、防犯設備の製造・販売・施工・保守を手がける防災事業と、損害保険代理業務を展開。

事業内容

ホーチキ株式会社は、火災報知設備、消火設備、情報通信設備、防犯設備の製造、販売、施工、保守を行う企業です。これらの事業は、国内外の連結子会社16社と共に展開されています。ホーチキは、火災報知設備の製造販売を主に行い、一部の製品はホーチキ茨城電子株式会社から仕入れています。施工や保守は、ホーチキエンジニアリング株式会社や関西ホーチキエンジニアリング株式会社などが担当しています。

ホーチキの消火設備事業では、同社とケンテックエレクトロニクスリミテッドが製造販売を行い、一部の製品は仕入れて販売しています。情報通信設備についても、ホーチキ茨城電子株式会社から一部製品を仕入れ、販売、施工、保守を行っています。防犯設備は、ホーチキと株式会社ディーディーエルが製造販売を担当しています。

ホーチキは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、中東などに営業拠点を持ち、各地域で火災報知機器や消火設備機器の製造、販売、輸入を行っています。例えば、ホーチキアメリカコーポレーションはカリフォルニア州で、ホーチキヨーロッパ(U.K.)リミテッドは英国ケント州で活動しています。これにより、グローバルな市場での事業展開を実現しています。

さらに、ホーチキ商事株式会社は損害保険や自動車保険の代理業を行い、ホーチキサービスS.de R.L.de C.V.は人材派遣を手掛けています。これらの多様な事業セグメントにより、ホーチキは防災関連の総合的なソリューションを提供しています。

経営方針

ホーチキ株式会社は、火災報知設備や消火設備などの製造・販売を行う企業であり、国内外での事業展開を進めています。同社は「GLOBAL VISION2030」という中長期経営計画を掲げ、2024年から2030年にかけての成長戦略を明確にしています。この計画のもと、ホーチキは「人と技術の力で世界中にLife Safetyを創造する」というビジョンを持ち、火災から人命や財産を守ることを中核に据えつつ、安心で快適な生活を提供することを目指しています。

ホーチキの成長戦略は、主に三つの重点方針に基づいています。まず、事業ポートフォリオの最適化を通じて資本収益性を向上させることです。これにより、各事業の評価を適正に行い、効率的な収益獲得を目指します。次に、人的資本経営の推進を図り、従業員が成長できる環境を整備します。多様な人材が活躍できるような人事制度や育成体系を進化させ、個人とチームの成長を促進します。

さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したイノベーションの推進も重要な柱です。デジタル技術を駆使してビジネスプロセスを効率化し、新たな事業領域の拡張を図ります。これにより、既存のビジネスモデルを深化させ、魅力的な「Life Safety」の創造に挑戦します。ホーチキは、これらの戦略を通じて持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指しています。