EIZO【6737】 プライム(内国株式)

映像機器と関連製品の開発・生産に特化し、金融機関からアミューズメント市場まで多岐にわたる高品質な映像環境ソリューションを提供。

EIZO【6737】 プライム(内国株式)

映像機器と関連製品の開発・生産に特化し、金融機関からアミューズメント市場まで多岐にわたる高品質な映像環境ソリューションを提供。

事業内容

EIZOは、映像機器及び関連製品の開発・生産を手掛ける企業であり、国内外の市場に高品質・高信頼性の映像環境ソリューションを提供しています。同社グループは、国内7社と海外11社から成り、多岐にわたる事業セグメントを持っています。

B&P(Business & Plus)市場向けには、金融機関や公共機関、文教施設、一般オフィス、ホームオフィスなど様々な用途に対応する製品を提供。これらの製品は、高品質・高信頼性に加え、環境性能やエルゴノミクスにも配慮されています。

ヘルスケア市場向けでは、診断用途から治療・処置用途まで、医療環境に求められる画質及び性能を実現した映像機器を提供。術野カメラや映像記録・配信システムなど、総合的なソリューションを提案しています。

クリエイティブワーク市場向けには、出版・印刷・デザイン・写真編集や映画・アニメーション・放送等の映像制作向けの映像機器を提供。カラーマネージメントソフトウェアなどのソリューションも提供しています。

V&S(Vertical & Specific)市場向けには、航空管制、船舶、監視、MIL規格対応等、特殊なニーズに応える映像機器を提供。高い視認性や信頼性を備えています。

アミューズメント市場向けには、パチンコ・パチスロ遊技機に搭載される液晶モニターを提供。ハードウェアとソフトウェアの一体供給を行い、高度なグラフィックス技術を駆使した製品開発を行っています。

その他、アミューズメント用ソフトウェアの受託開発や保守サービスも手掛けています。これらの事業セグメントを通じて、EIZOは幅広い市場に対応する製品とサービスを提供し、多様なニーズに応えています。

経営方針

EIZOは、映像技術を核にした高品質な製品とソリューションを提供する企業として、その成長戦略を「Amplify Imaging Value ~映像をもっと便利に、価値あるものに~」と題した第7次中期経営計画に集約しています。この計画では、製品の進化と事業領域の拡大を目指し、独自のアルゴリズムやAI技術を活用したモニター、カメラ、ネットワークエンコーダなどの製品群を強化しています。また、撮影から記録、配信、表示に至るImaging Chainをシステム事業「EIZO Visual Systems」(EVS)として展開し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に伴う映像の利便性向上と価値向上を図っています。

同社は、電子機器業界の激しい技術進化と市場環境の変化に対応するため、ビジネスモデルの進化と新たな価値創造に注力しています。これには、製品の差別化とシステム事業の強化が含まれ、ビジネスモデルを次のステージへと進化させることを目指しています。さらに、安定した資材調達と製品供給、生産性向上と競争力強化、気候変動対策、持続可能な社会の実現に向けた価値創造など、幅広い分野での取り組みを進めています。

EIZOは、これらの戦略を通じて、映像を通じた豊かな未来社会の実現を目指し、中長期的な企業価値の向上に努めています。同社の成長戦略は、技術革新と市場ニーズの変化に柔軟に対応しつつ、持続可能な社会への貢献を重視するものと言えるでしょう。