ニューテックグループは、ニューテックおよびその子会社である株式会社ITストレージサービスの2社から構成されています。同社グループは、サーバーなどに接続するストレージ（外部記憶装置）本体及び周辺機器の開発、製造、販売を主力事業としており、使いやすさを追求したハードウェアの提供を基本方針としています。製品の製造は主に外部に委託するファブレス型のビジネスモデルを採用し、販売は直接販売とシステムインテグレータや情報機器ベンダーを経由した間接販売の両方を行っています。

また、カスタマーケアに関しては、関係会社の株式会社ITストレージサービスがストレージ関連の保守サービス業務を担当し、ニューテック製品の有償保守サービス及び無償保守サービスの一部を同社に委託しています。これにより、24時間365日の保守体制を確立しています。

ニューテックグループは、自社開発のRAIDコントローラを搭載したストレージ、サーバ製品の販売、保守を提供しており、自社内の開発メンバーとの連携により高度なサポートを提供しています。さらに、多彩な販売チャネルを通じて、科学技術計算に対応した高性能計算機の販売や、医療ヘルスケア、監視カメラ、リッチコンテンツやデジタルサイネージ向けに特化したストレージ製品など、幅広い分野に製品を提供しています。また、豊富なサポートメニューの提供や、ファブレス型モデル、機動的な製品供給体制とコスト、ローコストオペレーションを実現しています。

ニューテックグループは、社会から信頼される企業集団を目指し、人間尊重、豊かな価値の創造、そして人々の生活・文化への貢献を経営理念に掲げています。同社は、コーポレート・ガバナンスの構築、コンプライアンスの遵守、顧客満足の追求、社会貢献、株主還元、従業員の生活向上を推進しています。企業価値の向上と財務基盤の強化を目指し、「ROE（自己資本利益率）10％以上」を目標に掲げ、時代と顧客のニーズに適合した製品の品揃え、取引先拡大、ソリューション販売の提案営業、従業員の技術力向上による製品サポート体制の強化を経営戦略としています。

経営環境の変化に対応し、ニューテックグループは、コストパフォーマンスの良い高機能で高品質な製品やソリューションの提供に努めています。AIや人工知能への期待が高まる中、高性能サーバやGPUを使ったソリューション、エッジコンピュータの販売に注力し、非IT系市場に対してもOEM製品のラインナップを充実させ、新たなストレージコントローラの開発に取り組んでいます。

営業活動の強化、製品企画開発力の強化、生産体制の強化、情報セキュリティ対策、サステナビリティへの取り組み、働き方改革、人材育成及び確保、広告宣伝活動の強化など、多角的な戦略を通じて事業の安定成長と利益率の向上を目指しています。これらの取り組みは、ニューテックグループが直面する経済環境の変化や市場競争に対応し、持続可能な成長を実現するためのものです。