オプトエレクトロニクス【6664】 スタンダード(内国株式)

バーコードリーダーや周辺機器の製造・販売、修理サービスを手がけ、スキャナ製品やターミナル製品、モジュールなどを提供する企業。

オプトエレクトロニクス【6664】 スタンダード(内国株式)

バーコードリーダーや周辺機器の製造・販売、修理サービスを手がけ、スキャナ製品やターミナル製品、モジュールなどを提供する企業。

事業内容

オプトエレクトロニクスは、バーコードリーダーや関連する周辺機器の製造・販売を主な事業としています。同社は国内外に複数の子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。国内では北海道電子工業株式会社が少量多品種製品の製造と修理メンテナンスを担当しています。

オプトエレクトロニクスの製品は大きく「スキャナ製品」「ターミナル製品」「モジュールその他製品」に分かれます。スキャナ製品には、ハンディスキャナや卓上スキャナ、定置式スキャナがあり、これらは主に売上管理や入出庫管理に使用されます。

ターミナル製品には、データコレクタやハンディターミナルがあります。これらはバーコードデータを読み取り、PCやスマートフォンに送信する携帯用端末で、様々な業務管理に利用されています。特に、物流や小売業での活用が進んでいます。

モジュールその他製品では、バーコードを読み取るためのエンジン部分であるモジュールが中心です。これらはスキャナやターミナル製品に組み込まれ、レーザ方式やCCD方式、2次元イメージャ方式に対応しています。また、周辺機器や交換用電池などの付属品も提供しています。

オプトエレクトロニクスは、地域別に製品開発を行い、国内市場向け製品は本社が、海外市場向け製品はオランダのOpticon Sensors Europe B.V.が担当しています。販売は各地域の子会社が行い、グローバルな物流体制を整えています。

経営方針

オプトエレクトロニクスは、光と電子技術を融合させた革新的な製品を提供し続けることを目指しています。同社は「Only One」の企業として、グローバルに成長し、自動認識業界でトップクラスの地位を確立することを理念としています。企業基盤の強化と企業価値の向上を使命とし、新たな領域への挑戦を続けています。

同社が属する自動認識業界は、1次元バーコードから2次元コードへの移行が進んでいます。オプトエレクトロニクスは、2次元製品の開発を積極的に推進し、特にハイエンド製品の開発と販売に注力しています。また、RFID市場にも注目し、技術開発を通じてノウハウを蓄積し、ユーザーのニーズに応じた事業展開を可能にする体制を整えています。

2025年11月期に向けて、オプトエレクトロニクスは厳しい経営環境に対応するため、価格競争力と付加価値の高い新製品の開発を進めています。部品価格の高止まりや価格競争の激化に対処し、コストを抑えた部品を使用した新製品の開発を継続しています。これにより、安定した収益の確保を目指しています。

営業販売体制の強化も重要な課題です。顧客のニーズに合わせた設計・開発から導入までのサポート体制を強化し、競合他社との差別化を図ります。これにより、売上の確保と安定した取引先の開拓を進めています。開発部門との緊密な連携が鍵となります。

生産体制では、在庫調整と生産効率の向上に取り組んでいます。北海道電子工業では、ロボットの導入による生産ラインの自動化を進め、製品品質の向上を図っています。各部門と連携し、高品質な製品の提供を目指しています。

管理体制においては、働き方の変化に対応し、デジタル化と業務効率化を推進しています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた新しい働き方を検討し、社会状況に合わせた柔軟な対応を行っています。