事業内容
日東工業及びそのグループ会社(子会社33社を含む)は、配電盤関連機器、情報通信機器、および電子部品の製造・販売を中心に事業を展開しています。これらの事業は、電気・情報インフラ関連の製造・工事・サービス事業、流通事業、および電子部品関連の製造事業に大別されます。
電気・情報インフラ関連の製造・工事・サービス事業では、日東工業が中心となり製造・販売を行っています。また、㈱新愛知電機製作所、㈱大洋電機製作所、日東工業(中国)有限公司、Gathergates Group Pte Ltd及びその子会社(8社)、ELETTO(THAILAND)CO.,LTD、NITTO KOGYO BM(THAILAND)CO.,LTDが製造・販売を担当。㈱ECADソリューションズはソフトウェアの開発・販売、南海電設㈱は情報通信ネットワークや電気設備の工事を手掛けています。
流通事業においては、サンテレホン㈱、SAO NAM AN TRADING SERVICE CORPORATION、Master Controls Co., Ltdが仕入・販売を行い、一部製品については日東工業と直接取引があります。
電子部品関連の製造事業では、北川工業㈱及びその子会社(10社)が電磁波環境コンポーネントや精密エンジニアリングコンポーネントの製造・販売を担当しています。
これらの事業活動を通じて、日東工業グループは電気・情報インフラの構築と保守、さらには電子部品の供給において重要な役割を果たしています。
経営方針
日東工業及びそのグループ会社は、電気・情報インフラ関連の製造・工事・サービス事業、流通事業、および電子部品関連の製造事業を中心に展開しています。同社は、2024年3月期を最終年度とする「2023中期経営計画」を推進し、経済的価値と社会的価値の両立を目指しています。この計画では、連結売上高1,500億円、連結営業利益130億円、ROE8.5%以上を定量目標として設定していましたが、原材料価格の高騰や供給面での制約の影響を受け、2024年3月期の目標を売上高1,560億円、営業利益101億円に修正しています。
同社の成長戦略は、コア事業の競争力追求、グローバル化、新規ビジネスの展開の3つの柱に基づいています。配電盤事業では、労働人口減少や設備の老朽化に対応し、業界の発展に貢献。キャビネット事業では、市場の変化に敏感に対応し、新製品や新たな価値を提供。情報通信関連事業では、5Gやデータセンターを中心に、情報通信インフラ関連市場での新製品開発に着手しています。
海外事業戦略としては、海外拠点の強化と収益力の向上に努め、事業領域拡大戦略では、脱炭素社会や安全で強靭な社会の実現に貢献する製品・サービスの提供を目指しています。また、グループ経営基盤として、DX推進やグループICTインフラ基盤の構築に取り組んでいます。
これらの施策を通じて、日東工業グループは「信頼と安心」を届ける企業グループとして、より多くのお客様のニーズに応え、企業価値の向上に努めています。