事業内容
メンバーズは、ネットビジネス支援事業を主軸に展開している企業で、デジタルマーケティングやデジタルプロダクト開発など、幅広いサービスを提供しています。具体的には、EMC事業では大手企業向けにデジタルを活用したビジネス成果とユーザーエンゲージメントの向上を目指し、顧客視点での課題発見からデジタルサービスやプロダクトの開発・運用までを包括的に支援しています。PGT事業では、デジタル・IT技術投資に積極的な成長企業を対象に、デジタルプロダクト開発を推進し、デジタル化の企画や導入、長期的な運用が可能な組織化を支援しています。
また、その他事業として障がい者雇用支援サービスや再生可能エネルギー発電事業も手がけています。2023年4月1日には、EMCカンパニー、メンバーズキャリアカンパニー、メンバーズエッジカンパニー、ビジネスプラットフォームカンパニーの4カンパニーを統合し、本部制を導入。これにより、14の本部、社内カンパニー13社および連結子会社1社によって構成される組織へと変化しました。さらに、脱炭素DXカンパニー、ビジネスイーカンパニー、ウェブスリーカンパニーといった新たなカンパニーを設立し、脱炭素DX推進事業やBtoB企業・法人営業部門のデジタル化支援、Web3特化型ソリューション事業などを展開しています。
メンバーズは、デジタルマーケティング領域だけでなく、デジタルプロダクトの開発・グロース支援領域においても、データ分析やプラットフォームの導入支援などを中心に専門特化型カンパニーを設立し、サービスを展開。顧客企業が求める専門スキルが多岐にわたるため、事業ごとの区分開示が困難となり、今後はデジタル領域にかかわらず、3名以上のデジタルクリエイターが顧客企業専任チームとしてビジネス成果を追求するDGT(Digital Growth Team)を増やし、世界一のデジタルビジネス運用支援を目指しています。
特集記事
経営方針
メンバーズは、デジタルビジネス運用支援を通じて、企業と社会の持続可能な転換を目指しています。同社のミッションは、「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」こと。これは、企業と人々の自発的な貢献意欲を促し、マーケティングと企業活動を社会に良い影響を与えるものへと変えることを意味します。経営指針としては、「超会社」コンセプトを掲げ、社会への貢献、社員の幸せ、会社の発展を同時に追求しています。
経営戦略の面では、デジタル化が進む社会において、企業のデジタル投資が加速し、高度なデジタルスキルを持つ人材によるサービスやビジネスモデルの確立が求められていると捉えています。これに対応するため、2024年3月期からは、EMC事業とPGT事業の区分をなくし、「DGT(Digital Growth Team)による世界一のデジタルビジネス運用支援」を目指します。これにより、Web運用領域だけでなく、より幅広いデジタルビジネス運用を支援する方針です。
また、地球温暖化や気候変動への対応、デジタル人材の不足など、経営環境の変化にも積極的に取り組んでいます。企業はデジタルを活用した企業変革を加速させ、脱炭素型・社会課題解決型のビジネスモデルへの転換が求められており、メンバーズはこれらの課題に対応するためのサービスを提供しています。
人材面では、新卒・中途採用や専門スキル育成による人材投資を積極的に行い、デジタルクリエイターの数とスキルの向上、社員エンゲージメントの向上に努めています。これらの取り組みを通じて、メンバーズはデジタルビジネスの持続可能な成長を目指しています。