JALCOホールディングス【6625】 スタンダード(内国株式)

パチンコホール企業向け不動産賃貸、ソーシャルレンディング含む貸金事業、M&Aアドバイザリー、パチンコ・パチスロ機器レンタル及び設備機器販売に従事。

JALCOホールディングス【6625】 スタンダード(内国株式)

パチンコホール企業向け不動産賃貸、ソーシャルレンディング含む貸金事業、M&Aアドバイザリー、パチンコ・パチスロ機器レンタル及び設備機器販売に従事。

事業内容

JALCOホールディングス及びその連結子会社は、不動産賃貸事業と貸金事業を主軸に展開しています。同社は、特にパチンコホール企業や事業会社向けの不動産賃貸サービスを提供しており、このセグメントでは、物件の賃貸から管理までを一手に担っています。また、ソーシャルレンディング事業を含む貸金事業も手掛けており、こちらでは、個人や企業への金融サービスを提供しています。

さらに、M&A事業におけるアドバイザリー業務も展開しており、企業の合併や買収に関する専門的なアドバイスを提供しています。加えて、パチンコ・パチスロ機器のレンタルや設備機器の販売も行っており、これらのサービスを通じて、エンターテイメント業界における事業者のニーズに応えています。

2023年3月1日には、連結子会社であったジャルコアミューズメントサービスがジャルコに吸収合併され、連結の範囲から除外されました。これにより、同社グループの事業構造がよりシンプルになり、経営資源の効率的な配分が期待されます。JALCOホールディングスは、これら多岐にわたる事業を通じて、安定した収益基盤の構築を目指しています。

経営方針

JALCOホールディングスは、金融における新価値の創造を企業理念とし、能力とやる気のある人々を支援すること、顧客とリスクを共有して成果を出すことを企業活動の根本としています。同社は、持続的な成長を目指し、収益力及び資本効率の向上に注力しており、期首の自己資本に対するリターン実績として15%以上を目標に掲げています。過去数年間のEBITDAと自己資本に対するリターン実績は、目標を達成または上回る結果を示しています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が進む一方で、原油高や金利上昇、円安などの事業環境の変化に対応する必要があります。しかし、不動産賃貸事業及び貸金事業はこれらの環境変化の影響をほとんど受けず、順調に推移しています。特に、アミューズメント分野では、不動産や貸金のみならずM&Aまでも含めたマーケット規模が数十兆円以上と予測されるなど、大きな成長機会が見込まれます。

対処すべき課題として、コーポレート・ガバナンスの充実、資金調達力の強化、低コスト体制の徹底、人材の確保・育成が挙げられています。これらの課題に対して、同社はコーポレート・ガバナンスの確立、多様な調達手段の図り、コスト管理の強化、人的投資・人的資本経営の進展を図っています。

JALCOホールディングスは、不動産賃貸事業と貸金事業を中心に、M&A事業やエンターテイメント業界向けのサービスを提供することで、安定した収益基盤の構築を目指しています。同社グループの事業構造のシンプル化や経営資源の効率的な配分も、その成長戦略の一環として推進されています。