マブチモーター【6592】 プライム(内国株式)

自動車電装機器用中型・小型モーター、ライフ・インダストリー機器用モーター(健康・医療機器、家電機器・工具、精密・事務機器、音響・映像機器等)の製造・販売。

マブチモーター【6592】 プライム(内国株式)

自動車電装機器用中型・小型モーター、ライフ・インダストリー機器用モーター(健康・医療機器、家電機器・工具、精密・事務機器、音響・映像機器等)の製造・販売。

事業内容

マブチモーターは、自動車電装機器およびライフ・インダストリー機器に使用される小型モーターの製造・販売を主な事業としています。同社グループは、マブチモーターおよび22の子会社(うち連結子会社21社)で構成されており、幅広い製品を提供しています。

自動車電装機器用途では、中型モーターとしてパワーウインドウやパワーシート、パーキングブレーキなど、小型モーターとしてはドアロックやドアミラー、エアコンダンパーなどの部品を製造しています。ライフ・インダストリー機器用途では、健康・医療機器(歯ブラシや血圧計)、家電機器・工具(シェーバーやドリル)、精密・事務機器(インクジェットプリンターや自動販売機)、音響・映像機器(カーCDプレーヤーやカーナビゲーション)など、多岐にわたる製品に小型モーターを供給しています。

同社グループは、地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「アジア」、「アメリカ」、「ヨーロッパ」の4つを報告セグメントとしています。マブチモーターは日本セグメントに属し、関係会社への部品及び生産設備の供給、製品の販売を行っています。また、関係会社は、部品及び生産設備の調達、製品の生産・販売、地域統括及びモーター販売など、多岐にわたる業務を担っています。

このように、マブチモーターは自動車やライフ・インダストリー機器用の小型モーターを中心に、幅広い製品とサービスを提供するグローバル企業です。

経営方針

マブチモーターは、小型モーターのリーディングカンパニーとして、国際社会への貢献とその継続的拡大を経営理念に掲げています。同社は、より良い製品をより安く供給することで社会と人々の生活の向上に寄与し、広く諸外国における雇用機会の提供と技術移転を通じて経済発展と国際的な経済格差の平準化に貢献することを目指しています。また、人を最も重要な経営資源と位置付け、地球環境と人々の健康を犠牲にしない企業活動を行うことを経営基軸としています。

中期経営計画では、2021年度から2023年度の3ヶ年を計画年度とし、売上高の年平均成長率8%~10%、売上高営業利益率15%以上、ROIC(Return On Invested Capital)12%以上を経営数値目標として掲げています。これらの目標達成に向けて、マブチモーターは「3つのM領域」(モビリティ、マシーナリー、メディカル)に注力し、事業ポートフォリオの進化を目指しています。特に、EV化の進展に伴う自動車電装分野での小型・軽量・高効率モーターの開発、ロボット市場や医療機器用途での製品ラインナップの拡充など、新市場の開拓と製品の多様化に力を入れています。

また、グローバルリスクマネジメントの強化として、「マブチグローバル経営」の推進に取り組み、各海外拠点の自主・自立性の向上と地産地消の推進を目指しています。サステナビリティへの取り組みも重視し、SDGsの達成に貢献する活動や、2030年までにCO2排出量を2018年比で30%削減する目標の設定など、環境保護と社会貢献を経営の重要な柱として位置付けています。

このように、マブチモーターは、経営理念に基づく貢献活動と、中期経営計画における具体的な数値目標の達成を通じて、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。