芝浦メカトロニクス【6590】 プライム(内国株式)

半導体製造装置、FPD製造装置、真空応用装置、レーザ応用装置、自動券売機の製造・販売、保守サービス、工場建物の維持管理を展開。

芝浦メカトロニクス【6590】 プライム(内国株式)

半導体製造装置、FPD製造装置、真空応用装置、レーザ応用装置、自動券売機の製造・販売、保守サービス、工場建物の維持管理を展開。

事業内容

芝浦メカトロニクスは、自社および子会社9社で構成されるグループ企業であり、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容としては、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置、真空応用装置、レーザ応用装置、自動券売機などの製造および販売が挙げられます。これらの製品に加え、保守サービスや工場建物等の維持管理などの事業活動も手掛けています。

芝浦メカトロニクスの事業は大きく分けて「ファインメカトロニクス」と「メカトロニクスシステム」、「流通機器システム」、「不動産賃貸」の4つのセグメントに分類されます。ファインメカトロニクスセグメントでは、半導体やFPD製造装置などの高精度機器を提供しており、これには洗浄装置やエッチング装置などが含まれます。メカトロニクスシステムセグメントでは、ダイボンディング装置やフリップチップボンディング装置など、半導体製造に必要な装置を製造しています。また、真空応用装置や二次電池製造装置などもこのセグメントに含まれます。

流通機器システムセグメントでは、自動販売機や自動券売機などの製造を行っており、これらは芝浦自販機株式会社が担当しています。最後に、不動産賃貸セグメントでは、不動産の賃貸および管理業務を展開しており、これは芝浦メカトロニクス自身が直接手掛けています。

これらの事業を通じて、芝浦メカトロニクスは多岐にわたる産業分野に対して高度な技術とサービスを提供し、グローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

芝浦メカトロニクスは、その長期ビジョン「芝浦ビジョン2033」において、社会や顧客の将来課題に対して能動的に提案・解決し、共に成長する企業を目指しています。このビジョンの下、同社は「Smart Solutions & Services for Your Manufacturing」というコーポレートスローガンを掲げ、半導体やFPD製造装置などの分野でトータルソリューションを提供しています。特に、ESG(環境、社会、ガバナンス)を重視した経営を行い、持続可能な社会の実現に貢献することで企業価値の向上を目指しています。

経営戦略としては、デジタル化の進展に伴い、半導体・FPD製造装置とそのサービスを通じた先端技術で社会に貢献することに注力しています。SPE(Semiconductor Production Equipment)分野では、次世代・先端半導体に対応した装置の開発・販売を推進し、グローバルニッチトップ製品を核に市場拡大を図っています。FPD分野では、新型・次世代向け製品の開発・拡販に力を入れています。

2023年度を初年度とする3年間の中期経営計画では、「持続的成長に向けた投資」を通じて基盤強化を進め、次の成長ステージへの移行を目指しています。この計画期間中、同社は収益力、資産効率、株主価値の向上に重点を置き、経営指標としてROS(売上高営業利益率)、ROE(自己資本当期純利益率)の向上を目標に掲げています。

芝浦メカトロニクスは、これらの戦略を通じて、技術革新と社会貢献を両立させながら、持続可能な成長を目指しています。