事業内容
マキタは、電動工具、園芸用機器、エア工具、家庭用機器の製造および販売を主軸に事業を展開しているグローバル企業です。同社グループは、マキタ本体と連結子会社53社を含む合計54社で構成されています。マキタは単一事業分野に焦点を当てており、そのため全ての事業活動は単一事業部門に組織されています。
生産販売体制においては、国内ではマキタが中心となり、海外では牧田(中国)有限公司やマキタ・ド・ブラジルLtda.が主要な役割を果たしています。生産体制では、マキタ・コーポレーション・オブ・アメリカ、マキタ・マニュファクチュアリング・ヨーロッパLtd.(英国)、マキタ EU S.R.L.(ルーマニア)、マキタ・エンジニアリング・ジャーマニーGmbH、牧田(昆山)有限公司(中国)、マキタ・マニュファクチュアリング・タイ Co.,Ltd.が重要な役割を担っています。
販売体制に関しては、マキタU.S.A.Inc.、マキタ・カナダInc.、マキタ(U.K.)Ltd.、マキタ・フランスSASなど、世界各国において多数の販売子会社がマキタ製品の販売を担当しています。これらの販売ネットワークを通じて、マキタは世界中の顧客に対して高品質な製品を提供しています。
さらに、マキタ・ヨーロッパN.V.(ベルギー)は欧州営業統括会社として、欧州におけるマキタ製品の販売戦略を統括しています。これらの体制を通じて、マキタはグローバルな視点で事業を展開し、世界中の消費者に対して幅広い製品を提供しています。
特集記事
経営方針
マキタは、電動工具、園芸用機器、エア工具などの製造および販売を行うグローバル企業として、持続可能な社会の実現に貢献し、業界内での確固たる地位を確保することを目指しています。同社は、社会と共に生きる経営、お客様を大切にする経営、堅実かつ積極的な経営、質実剛健の社風を大切にし、一人一人の能力を活かす経営を経営姿勢/品質方針として掲げています。また、連結売上収益営業利益率10%以上を安定的に維持することを数値目標としています。
中長期的な経営戦略として、マキタはバッテリ充放電技術とモータ技術を基盤とした新製品開発、グローバルな生産体制、国内外でのNo.1販売・サービス体制の維持・強化に注力しています。これにより、高いブランド力を構築し、プロ用電動工具をはじめとする工具のグローバルサプライヤーとしてのトップシェアの維持・獲得を目指しています。
対処すべき課題として、マキタは市場のコードレス化をリードするための技術開発、将来の事業の柱となる製品の開発・市場開拓、多極的な生産・調達体制の強化、営業・アフターサービス体制のさらなる進展を挙げています。これらの施策を通じて、マキタは人の暮らしと住まい作りに役立つ工具のグローバルサプライヤーとして、持続可能な社会の実現に貢献し、業界での確固たる地位の確保に努めています。